浅草鷲神社酉の市の境内は、時折聞こえてくる、熊手を売る店からの威勢のよい手拍子と掛声はいつもの例年とは変わっていないのですが、何か違うようです。
まず、境内入口で予約した入場証を提示して、健康チェックシートを係員に渡し、入場するのです。社殿に掲げられた提灯には火が入って煌々と輝いているのは同じですが、続く参道には約1.5mほどの白っぽい線が引かれて参拝者同士の密を避けています。人出もいつもの1/3ぐらいでしょうか。
いつもならずい分と時間のかかるお店まで、すぐに到着しました。予約してあったので当社の購入する大熊手は売約済の札がついて、他のものと並んで、おかめさんはいいお顔をして待っていてくれました。
いつもなら大通りまで、やきとり、おでん、ヤキソバ……の出店がひしめいて並んでいるはずなのに、今年は一軒も出ていません。
人ごとながら、「稼ぎ時」なのにといらぬ心配をしてしまいます。彼らにも給付金は届いているのかしら……
帰宅して、大熊手を飾って分かったのは、今年の熊手のメッセージ札には、コロナ退散が入っていました。これは今年熊手を予約したときに店からの「ご要望欄」があったので小生が書き込んだメッセージでもありました。
もしかして小生のアイデアが採用されたのかしら……いやいや、皆さんきっとそう思ったに違いありません。
晩の食事時にTVを観れば東京をはじめ、各地を合わせて一日の新規感染者は1,739人で三日連続の最高記録更新となっています。外国では更に酷く、桁が2つほど違います。
そんな中、IOCのバッハ会長が昨日、日本を訪れました。何のための来日でしょうか?「コロナ退散」と云っても、特効ワクチン開発で騒がれていますが、まだ実用化までには少々時間がかかるようで、オリンピックまでには間に合わないとすれば、オリンピック中止でも相談に来日しているのでしょうか。もしかするとオリンピック大会のキャンセル料請求交渉だとしたら、何か違うような気がします。
本日も、小生のブログにアクセス頂き、ありがとうございます。
さて、新型コロナウイルスのワクチン期待で米株式相場は上昇基調を強めています。
また、下がる場面では買いが入り、NYダウは史上最高値を付け、上昇は続き強気相場継続との見方が増えています。
日本株も29年振りの高値を付け、同様に暗号資産ビットコインも値を上げています。この買い上がっていく根拠は何かと云えば、世界中の中央銀行が自国国債を買い取り、世の中にお金を供給し、カネ余り状態をつくりだしているからであることは、誰もが云うところです。
株や不動産などの資産価格の高騰は、よく「資産効果」と呼ばれ、景気押し上げに繋がり、かつて小生も平成バブルの時、若くしてお金持ちになったと勘違いして、派手に消費した記憶がありますが、そんな消費が景気を上げることになるのです。そんなことを一度体験したのですから当然分かっているもののデジャブ感みたいなものを今感じています。それは1988年から1991年頃の3年間程のことと覚えています。
あの頃は初めての経験で「行け! 行け! ドンドン」と囃され、何の不安もなく(後に不安は塊となってやってくるのですが)酔い痴れていました。しかし今回は小生にも、街で目にする光景から推測する実態経済とは株価高騰は合致せず、原因はジャブジャブになる程に供給された資金であり、国の金融政策によって作り出された状態で、本当に前述の資産効果が景気上昇に結び付くとは、とても思えないのです。
大統領選の不透明感が和らぎ、有効なワクチンへの期待にカネ余りが絡んで出来上がった株バブルのように思えます。新型コロナウイルスも欧州で強力なものに変異して感染拡大が鮮明となる中での株高は、何か違うようで不安が完全には払拭されません。これは同時に不動産についても同じことが云えるのではないか、同じ奇跡を書くのではないかと思っています。
本日のボンドランチ
パクチー入りタイ風お弁当
いつものお弁当とは何か違うようで・・・・