家の近くにある、ビルの谷間の春には桜の花がすばらしい、小さな「さくら公園」の日だまりは、今の季節、小生にとっては格別な場所です。
冷たい風が時折強く吹き抜けるのですが、風が止み暖かさが戻ると顔などはジリジリと日焼け感覚になります。
「我慢の三連休」最後の勤労感謝の日の昼下がりのひとときを、この場所で過ごすことにして、朝刊二紙を持って訪れました。
空は青空、太陽は眩しく白く輝いています。お目当ての日だまりを見つけて落ち着き新聞を読もうとすると、すぐにハトが2羽ご挨拶にやってきました。
新聞のコラム「春秋」には今日の日に因んで「働」という日本で作られた漢字、いわゆる国字について書いてありました。日に日に増加しているコロナ感染者が世界に蔓延している現在では、この「働」という字も、いろいろな場面で登場してきます。リモートによる働き方改革に弾みがつくと云う一方、就職活動をあやうくしているのも確かなようです。
それにしても、医療や介護に従事して働いている皆さんは、とても大変だろうと頭が下がる思いです。これから先さらに感染者の増加に伴い、崩壊が起きるのではないかと、心配です。
経済崩壊を危惧して、止められなかったGo Toも完全STOPではなく、コロナの様子を見ながら、専門家の意見により立止まり、新規受付は一旦止めるようです。
ふっと、空を見上げれば日の傾きも早く、しかも一紙も読み終わらないうちから雲が出はじめ、みるみる曇天に変わり風は止んだのですが小一時間程で引き上げることになってしまいました。
働くと云えば、額に汗して働くことも大切ですが、お金に働いてもらうことも大切です。
このコロナ下では「お金」に働いてもらう重要性がさらに増しているようにも思われます。
もともと、コロナ発生以前から、先進国を中心に「ニューノーマル」と呼ばれる世界的な低成長、低物価、低金利の三低は蔓延していました。
そこへ新型コロナウイルス感染拡大で、各国共に大規模な金融緩和(G20を中心に世界で約1,250兆円財政出動)を行ったが故に、市場金利の低下が一層顕著になってきました。
ここまでくると、仮に有効なコロナワクチンが開発されたとしても、一旦緩んだ金融を引き締めに転じるのは容易なことではないとの見方が大勢ですし、G20は財政政策が途切れて、悪影響が広がる「財政の崖」を避けるため、追加財政支出もいとわないと云っています。
本日も、小生のブログにアクセス頂きまして、ありがとうございます。
世界的な「低金利」の影響は身近な企業年金の世界にも広がり始めているようです。
第一生命保険では企業から預かった年金資金の運用でお客様に約束する予定利率を年1.25%から0.25%へと一気に引き下げを行いました。他の生保も追随するに違いありません。
低金利が長引く可能性が大きいとなれば、企業も個人も将来設計を見直す必要が出てくるかもしれません。
生保は今まで年金資金の運用を主に先進国の国債で行ってきましたが、その利回りが多額の財政支出により急低下しているのです。
日米欧の中では高いと云われている米国国債ですら、10年もの債利回りは0.824%(11/23現在)と、0%台なのです。
こうなってくると、生保ばかりでなく、信託銀行なども同じで、たとえどんな運用会社でも今迄のような高利回りを安定的にお客様へ提供するのは至難のわざとなってきました。
生保は少しでも利回りを上げようと、デリバティブを組み合わせた新商品を生成しますが、リスクが増す割に、利回りを得るのは難しいようです。
最近は個人(サラリーマンなど)がリスクを負う確定拠出年金(DC)も増えてきました。プロが苦しんでいるものを個人が運用で年1.25%以上の利回りを得るのは更に難しいと云わざるを得ません。
今後の金利なき世界で老後生活を送るのには、どうすればよいか不安だらけだと思います。
ただ、一方で実体経済とはかなり乖離しているのだとは思いますが、株式市場では連日高値を更新しています。
米ダウも過去の最高値を推移しています。株式の世界に行って見ますか?
それとも、どうしましょう。こんな時のために当社お金第3の置場i-Bondがあるのです。
勤労に感謝しつつも、ここはお金にも働いてもらうことにいたしましょう。
本日のボンドランチ
お肉で勤労に感謝