今日で今月も終わり、明日から12月。
もう残り1ヶ月となりました。この頃になると、毎年「歳月人を待たず」を実感し、あとは、あれよあれよと気忙しくしているうちに、今年も暮れていくパターンになるのだと思います。
一旦、冬の到来を思わせる程に、朝晩は気温が低下してきて冬支度をしたのに、11月も半ば過ぎからは、紺碧のまるで海のような深い青空に、白い太陽がまぶしく輝き渡る日が続くようになりました。
当然、風を遮る日溜りでは暖かさも1ヶ月は戻ったようにさえ思えます。
しかし、街路樹の下を歩けばカサコソと乾いた冷たい風に煽られた枯葉が長く伸びた影を追っかけてきます。
そんな28日の土曜日はきっと大安だったのでしょう。お客様をお連れして、前安倍首相が観桜会の前夜祭に使っていたホテルへランチに行きました。駐車場も満員、ロビーも満員、レストランも1時間待ちの盛況です。三密とは云わなくても二密は確実のようです。やっとのこと、呼び込まれて席に着くと、とうに午後の2時は回っていました。大安だとしても、この混雑は一体どうなっているのでしょうか。
そのストレスもあってか、ビュッフェスタイルでしたので、席にいつもより多くの種類を運び込み、何ひとつ残さず頂くと、その晩の夕食を小生はめずらしくパスしました。
TVを観れば、国内のコロナ新規感染者は2,685人となり過去最多を更新し、東京都も561人で、前日の570人に次ぐ水準であったと伝えています。
すさまじい勢いで増えてきました。
確かにランチに行ったあの状況を目の当たりにすれば、さもありなんと思いました。
皆さんコロナ疲れと慣れにGo To~が加わって、自分だけは大丈夫といった心持ちで、出歩いているのかもしれません。少しもコロナを恐れているようには見えませんでした。
こんなにもコロナウイルスの感染が拡大していると云うのに、ワクチン開発が進んで、世界的に経済は回復正常化するのではないかという期待から、また、特にニューヨーク株式市場では米政権の移行が始まったことも好感して、24日、ダウ30種平均が史上初めて3万ドルの大台に乗りました。
また25日、日経平均株価も2日連続の最高値更新(終値26,296円)となり、1991年4月以来29年振りの高水準となったのです。
これって、バブルですよねぇ~。
株価はまさに景気の先行指標と云われていますが、これだけ実体経済とかけ離れているのに、一体どうなっているのでしょうか、この先大丈夫なのでしょうか。
本日も、小生のブログにアクセス頂きまして、ありがとうございます。
今、先進国はどこもかしこも、コロナ対策名目で財政支出を重ね、各国政府は債務を異常なまでに膨らませています。
このまま、特効薬のワクチンが早期に普及でもしてくれないと、日米欧他どの国も国債を発行し続けなければならず、それを世界中の中央銀行がそれぞれ紙幣に変え、様々な形で市場に流し、財政ファイナンスもどきの状態に陥っているようです。
日銀は現在、そのもどきで、これまでに国債発行残高約1,100兆円の57%も所有しています。
本来なら、そのもどきも含めて財政ファイナンスはハイパーインフレに直結する過去の歴史から、ほとんどの国が法律で禁止しています。
しかし、背に腹は替えられない(このコロナ禍を乗り切るため)という理屈で国債の発行を続けているのが実状なのでしょう。
小生は観ていなかったのですが、先日の朝まで生テレビで森永さんは、「国債発行は3,000兆円まで大丈夫と多くの専門家が云っている」と発言されたそうですが、現在の約3倍まで発行したら、それこそ一体どうなるのでしょうか?
また、米国FRBのパウエル議長はこのまま金融緩和は続ける、2023年までは金利を上げないとまで明言しています。
するとこの金融バブルはこの先も続きそうに思われるのですが……
いやいや、そんなことはきっとないだろうと思っています。
小生も経験しましたが、株式相場は一瞬にして劇的に変わるものです。
毎年めぐりくるクリスマスデーは来月25日にサンタさんと共にやって来ることは明確にわかっていますが、現在進行形の形で膨張し続けている世界的金融バブルの崩壊Xデーはいつどんな形で現れるのかは誰も分かりません。しかしかなり風船はパンパンな限界状態に来ているような気がして仕方ないのですが。
それとも、金融バブル崩壊を二度も味わって臆病になってしまったのでしょうか。
ホテルの駐車場を出ると暮れかかる前庭に、もうクリスマスツリーが点灯しはじめています。
本日のボンドランチ
ビュッフェスタイルで食べすぎ
お腹がパンパン