2020.12.07社長ブログ

孤独

日の出もだいぶ遅くなり、落葉もいよいよ冬の到来を告げ、朝夕めっきり寒くなってきて、ベッドから脱出するにも覚悟が必要となってきました。この時季になると12月をかなり意識しだし、ただなんとなく慌ただしさを感じ始めます。
きっと、その中には新型コロナウイルス第3波も入っているのでしょうが、東京も1日当たりの感染者584人(12/5)を数え、過去最高を更新しました。また、それとほぼ同時に医療体制の逼迫が共に報道されるとさらに心配は増幅されます。医療に従事する人たちの溜ったストレスや、疲労困ぱいする姿を想像すると、以前入院した時のことを思い出し、やるせない気持ちになります。

コロナ感染者数の報道はニュース番組の最初にやりますが、数には慣れっこになってきて、あまり感じなくなっているのも現実のようです。そうは云うものの、相次ぐクラスターの発生もあって、重症者や死者が急増しています。いよいよ政府もGoToに制限をかけ始めました。
経済を回すために行われた施策ですが、いつまで続くか分からないこの新型コロナウイルスが拡大している、この不透明感の中では、消費も設備投資も抑えられるのは無理もないことと思われます。
そこに、新型コロナ・ウイルスワクチンの実現性が高まったことは朗報となりました。
でも、多くの人が最初にワクチンを打つことをためらっているようです。
やはり、最初は誰でもいやですよね。でも最初は様子を見ていますが、小生もどこかで打つことになるのだろうと思います。

先日も、ヒルズに用事があって会社訪問したのですが、入館前に検温と消毒、またオフィス入口でも検温に消毒と続き、小生は同日、当社の決算説明会の会場でも同様に行っていましたので、手がカサカサになってしまいました。
用事を済ませてロビー階に下り、外へ出ると「花の親子」と題した巨大オブジェが展示されていましたが、人もまばらな夕暮れ間近でかつ、コロナと云う時節柄もあってか、どことなくオブジェでも花には似合わない孤独さを感じました。

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本日も、小生のブログにアクセス頂きまして、ありがとうございます。

新型コロナウイルス感染の第3波が到来して、世界的に主要都市では再びブロックの実施が始まりました。
当然に世界経済は収縮し、企業は大中小に拘わらず大打撃をもろに受けています。経済は当然マイナス成長で、企業決算も決して良いはずがありません。でも何回も書いていますように、米国ニューヨーク株式市場も史上最高値や、東京市場もここ何十年振りかの高値をつけています。
これらは全て、国の国債発行(債務拡大)による過剰資金の市場投入によるものであり、行き場を失った資金が流入しているものと考える他ありません。

その結果、株式市場で今まで国内最大の株主と云われる年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)や、今やGPIFを抜いて新しい国内最大の株主とまで云われるようになった日銀が注目されるようになりました。

日銀が現在保有する上場投資信託(ETF)は9/末現在価格で、約41兆5,000億円となっているそうです。海外の中央銀行もリーマンショックやコロナ対策として金融緩和を相次ぎ導入し、日銀化されたと云われていますが、米連邦準備理事会(FRB)にしろ、欧州中央銀行(ECB)にしろ、決して株式購入までは手を出していません。
アベノミクスを支えたのは日銀とGPIFですが、GPIFは国内株式の購入比率を運用資産の25%と上限を決めていますので、これからは日本の上場法人最大の株主への道を只管、孤独に走り続けるのは日銀となるだろうと、12/4(金)の日経朝刊は云っていました。
少々歪かもしれませんね。でも正常に戻すのは容易なことではなさそうです。

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本日のボンドランチ
孤独な一人ランチ

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