“あしたは休日”と眠りにつく前に強く意識すると、体内時計が弛むのでしょうか、翌朝は必ずと云っていいほど寝坊します。過充電気味にカーテンをたぐり窓を開ければ、一見夜の海に昇る満月が如き光景に出会いました。時計を見れば9時にはまだなっていません。それからいつもの朝食とも昼食ともつかない中途半端な時間に食事をしながらTVを観ると云う恒例のパターンです。
休日と云いながらも、今週には株主総会を控えていますので、資料を読み返していると、睡魔がおそってきます。ウトウトした後、眼を覚まし、掛け時計を見れば、まだ10分もたっていないのです。けっこうスッキリして、再び資料に目を遣り、区切りがついたところで、天気も良いので、近所のブラタモリに出かけます。
コンビニ前にはクリスマス用品セールの幕が掲げられています。
また、店からは注文品のデリバリーでしょうか、店員さんが保温用バッグを持って配達に向かうようです。
昨日までは気付きもしなかったのですが、いつのまにか町内の家々にはもう門松が並んでいます。
12月も20日ですから、当然なのでしょうが、小生には、まだ少し早いような気もします。
そこへ、バリバリバリと強烈な大型バイクのエンジン音と共にサンタの一行が長い列をつくってやってきました。早速スマホを向けると、サンタ連中も気付いて手を振って応えてくれています。こんな東京の暮れの風景に加えて、今年は目には見えないコロナが加わって、街の雰囲気はなんとなくどこか違っているようです。
でも、東京も緊急事態宣言一歩手前だと云うのに、人もそこそこ出ていて、近くのライブハウスには若者の列ができ、車のディーラーのブースは全ていっぱいのようだし、皆さんコロナをあまり恐れていない様子でもあり、ゆとりがあって落ち着いているようにも見えます。
コロナと云う邪魔者の出現はあったものの、感染者数には慣れてしまったこともあり、余裕とゆとりは国による金融緩和策の一環で行われている、感染症関連給付金・補助金・助成金などのお蔭なのかもしれません。
資金がジャブジャブとなって資金浸けとなり、このコロナ禍でも株価を上昇させ、不動産価格の下落(ホテル・飲食関係を除く)が見られないという偏頗な現象を引き起こしていますが、経済的勢いを感じます。
しかし他方、経済的恩恵が全く届いていないところもかなりあって、そこは大苦戦しています。どうしてこうなるのか、難しい問題ですが現実には偏頗な状況は起きています。
本日も、小生のブログにアクセス頂きまして、ありがとうございます。
この偏頗な資金の集中は世界的にもあるようで、それが流れ込んだ世界の上場株式時価総額は史上初めて100兆ドルを上回ったと新聞は云っています。
これは単にワクチン普及への期待から経済が正常化すると云うことより、世界各国の大規模な金融緩和や財政政策によって偏頗に資金が集まり、引き起こされているのではないでしょうか。
株価の適正水準を測る目安の一つとされる世界のGDPを20%も上回っていること自体がバブルだと思うのです。
なにせ、日本にある米国の運用会社には800兆円を超す資金が流れ込んでいるようです。それは、なんと日本のGDPの1.5培近い規模の運用資金が株式や不動産市場等を闊歩しているのですから、バブルのも当然と云うものです。
でもその米国内には、現在、貧困層が多く居ます。米国の財政政策にも拘わらず、苦しい生活を送っていて、時々デモをする様子をTVは伝えています。やはり米国も経済的に偏頗な情況にあるのですね。
なんとか、本当に必要なところへ、サンタさんがプレゼントを配るように、うまく配剤してもらえないものでしょうか。
でもいつか金融緩和が縮小した時、外国の資金が一斉に引き上げられた時、バブルは弾け、どのような世界が待っているか、そちらの方がもっと怖いかもしれません。
本日のボンドランチ
お肉が少し偏頗かな?