午前0時を回っての就寝前に、窓を開ければ、空は重たそうな鉛色で雨は強弱はあるものの、久し振りの本格的なものとなっていました。かなり冷え込んでいますので、天気予報が云うように、雨がいつしか雪に変わり、朝起きてみたら一面の銀世界になるのをわずかばかり期待していました。
目を覚まし起き出る前に耳を澄まし、外の様子を伺えば、雨がつくり出す水の流れる音に、雪にはならなかったことが推察できます。念の為と思い夜中に見た同じ位置から、窓を開けてみれば、案の定、雪景色どころか、ライトな鉛色の空からは雨がしっかり降っているではありませんか。
一夜で世の中が別世界に変わるような劇的な場面を思い浮かべていましたので、ちょっぴり落胆はしたものの、後始末や交通渋滞や事故のことを考えれば、かえってよかったのかもしれません。きっと想定していたほどに気温が下がらなかったのでしょう。
午後は田端に出掛け、その帰り道、小説などで有名な団子坂から、本郷通りへ抜けて、東大赤門前を通った時、もし雪であれば急坂の団子坂は登れなかったかもしれないし、雪の東大赤門は見られたのにと、ちぐはぐな思いで走っているうちに、後楽園ドーム脇を通って、外濠通りにかかります。市ヶ谷駅前を通る靖国通りに合流すれば家はもうまもなくです。
そう云えば、僅か2~3分停車して後楽園ドームを撮るため、車から降りて遊園地内を見渡せば、雨模様もさることながらコロナのこともあってかお客様の数より、スタッフの数の方が多そうです。
そう云えば、昨年末に三井不動産が東京ドームにTOBをかけ、三井不とドームと読売巨人軍の三者で新しい形の連携をし、お互いの相乗効果を出し合って、近隣エリアを巻き込んだ開発をするような記事を読んだ覚えがあります。
一方、東大も昨年10月東大債200億円を発行したとのことです。学長は「国立大が真の『経営体』になる新しい大学モデルが求められている」とIRで述べています。
きっと今後、日本でも大学発行のBondは広がっていくのだろうと思います。
それにしても、一体何を償還原資にするのでしょうか。
本日も、小生のブログにアクセス頂きまして、ありがとうございます。
当社マリオンボンドは既に発行して15年以上が経過しています。この間40本以上のボンドを発行し、累計で約140億円の直売実績があります。
しかし、さすが東大債は200億円を大和証券の販売力があったとしても、即完売です。
しかも利回りは0.823%で国債利回りにスプレッド0.18%上乗せしただけの低金利、年限は40年と長期にも拘わらず生保を中心に住友林業、NEC、ダイキン等と、購入希望者は6倍超の大人気案件になったそうです。投資家の皆さんは利回りのみならず、大学との共同研究にも期待をしているようです。
東大債は、社会的な問題の解決につなげる事業に限った、ソーシャルボンドであるところに最大の特長があります。
加えてSDGsに資する教育研究に係わるボンドでもある、と云うことも時代にマッチしているようです。
また、投資家もESG投資に積極的な機関投資家がSDGs研究をしていることを評価して、こぞって購入しているようです。
それでは、償還原資はどうしているのでしょうか。当社のボンド(マリオンボンド、サラリーマンボンド、i-Bond)は全て、居住用不動産の賃貸料が分配原資であり、元金は不動産により担保されています。
東大債のソーシャルボンドは、寄付金を株式投資した運用益や東大が所有する未利用地の貸出し、企業との研究により得た資金などが当てられるようです。
大学も国の補助金等に頼るだけでは金額においても自由度においても限界や制約を免れません。よって、積極的にボンドを発行して新たな研究施設や研究費にあてるべきだと思います。投資する側も共同研究分野で成果を上げることに繋がったり、大学がSDGsへの研究などで社会貢献をすることで、ESG投資になれば、お互いWIN-WINの関係になります。
本日のボンドランチ
団子(坂)と塩カルビ弁当