寝たのが、それほど早いと云うわけではないのですが、どういうわけか薄暗いうちに目覚めてしまい、二度寝は無理なようです。もしかすると頭には今日が日曜日という、休日認識がなかったのかもしれません。外の様子を見ようと寝室の窓を開け、空を見やれば、有り明けの月が天中にかかります。
「そうだ! 久し振りに休日に早起きしたのだから朝風呂にでも入るか」。そう云えば先日の誕生日プレゼントに小生が温泉好きなのを知っていて、各地の有名な温泉の特色ある入浴剤を頂いていたのです。その中から草津の湯を取り出し、お湯に溶かせば色も同じで、草津の湯もどき内風呂にゆっくりと入りました。
プレゼントのメッセージに「時間的余裕ができて、本当の温泉に行くまでのつなぎにして下さい」とありました。
風呂は体を伸ばせる程の大きさではありませんが、目を閉じれば、匂いも、ピリピリ感も本物程ではないにしても、充分につなぎとしては楽しめます。
ぬる目のお湯は眠気を誘い、ついうとうとと、体がズレて口のところまでお湯につかり、危うく飲みそうになって、あわてる始末です。
長い時間入っていたような気もするのですが、風呂から上がって少し涼んでから身支度をし、居間の窓を開けてみれば、まだ太陽は低い位置にいます。振り返って掛け時間を見れば、まだ8時前でした。
少し怠い感はありますが、産湯に入ったような、スッキリした気持で、ストレスも癒され、嫌な事もリセットされたようで、今日一日が充実しそうです。
湯上りのブランチはカレーうどん(サラダ付)が用意されて、こちらも久々の家庭料理となります。
TVをつけなければ、時間はゆっくりと流れ、様々なことが頭の中で時系列的に整理され、不安感などを払拭するには休日の朝風呂が一番だと思います。
そんな中で、コロナ関連は当然のこととして、他にも先週は色々な事が起きました。
緊急事態宣言延長、ワクチン接種問題、ミャンマークーデター、オリンピック会長森発言……等々
でも小生には記事としては小さく、あまり目立たないのですが、『最大の国内株式の保有者が日銀になった』と云うのは、以前から云われていたことですが、改めて気にかかりました。
本日も、小生のブログにアクセス頂きまして、ありがとうございます。
日銀が2020年12月末時点で初めて国内最大の株保有者になったというのです。
日銀は、金融政策としてETF(上場投資信託)の買い入れを実施していて、昨年12月末時点で保有するETFがGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)を株保有で抜き去ったのです。
現下、株高の状態をほとんどの人が、実体経済から乖離したバブルと考えているのだと思います。バブルだからそろそろ危ないので、株を売却しておこうと、売却している人もあるはずです。しかしながら、更に株高は買いが強く続いています。
投資家としての一つの判断に日銀が買いまくっているうちは大丈夫と云う安心感から、さらに買い上がっているのかもしれません。逆に云えば日銀が先頭になってバブルを演出していると云っても過言ではないかもしれません。
日銀はCPI(消費者物価指数)2%の物価安定目標のため、年間6兆円~12兆円までの間でETFを買い入れています。基本的に日銀はETFの売却はしないものと考えられます(売却したら、バブル崩壊のトリガーとなってしまいます)ので、GPIFとの差はさらに拡大するものと思われます。
その結果として、日銀はETFから受ける分配金収入が20年度上期だけで、6,759億円となり、本業収入(国債の利息)5,524億円を抜いているのです。よって日銀は収入面でETFに依存していることになります。
バブルはいつか弾ける運命にあります。何時かは分かりませんが、一度弾けたら日銀は莫大な損失と不良債権の山となり、金融不安が一気に広がり、今迄に皆が経験したバブル崩壊とは比べものにならないくらいの瓦解に遭遇するのではないかと危惧しています。
もしかすると日銀も、日曜日の朝風呂に入って、リセットが必要になるような場面が来ないとも限りません。
本日のボンドランチ
朝風呂上がりのブランチ