2021.03.22社員ブログ

水・・・・

本日もアイボンドブログをご覧いただきまして誠に有り難うございます。

春分を過ぎ、春を実感できる季節となって参りました。お彼岸は明日までですが、皆様はお墓参りを済ませておりますでしょうか。

本日は「世界水の日」となります。1992年6月、ブラジルで開催された地球サミット(環境と開発に関する国連会議)では、21世紀へ向けての行動計画であるアジェンダ21が採択され、このなかで、「世界水の日」を制定するように勧告されました。そして、同年12月に開催された国連総会本会議において、1993年から毎年3月22日を「世界水の日」とすることが決議されています。この日は、水資源の開発・保全やアジェンダ21の勧告実施に関して普及啓発をおこなう日となりました。

地球上に存在する水の量は14億キロ立方メートルであるといわれています。そのうちの97.5%が海水であり、淡水は2.5%にすぎません。また、淡水の大部分は南極・北極地域などの氷や氷河として存在しており、地下水、河川、湖沼の水などとして存在する量は地球上の水の0.8%です。更に、この0.8%のほとんどが地下水であり、河川や湖沼の淡水の量は地球上の水のわずか0.01%、0.001億キロ立方メートルにとどまっています。

日本は世界でも有数の多雨地帯であるモンス-ンアジアの東端に位置し、年平均降水量は1668mm(1986年~2015年)で、世界の年平均降水量1171mmの1.4倍です。一方、これに国土面積を乗じ、全人口で除したひとり当たり年降水総量でみると、日本は5000立方メートル/人・年となり、世界のひとり当たり年降水総量2万立方メートル/人・年の4分の1にすぎません。

国内の水資源の利用状況については、大別すると都市用水と農業用水に分けられ、都市用水は生活用水と工業用水に分けられます。生活用水は、水道により供給される水の大部分を占めていますが、水道は1950年代中頃から1970年代前半にかけて急速に普及し、1978年には普及率が90%を超えました。2017年度末の水道普及率は98.0%、給水人口は1億2417万人となっています。

生活用水は更に家庭用水と都市活動用水に分けられ、家庭用水は一般家庭の飲料水、調理、洗濯、風呂、掃除、水洗トイレ、散水などに用いる水です。また、都市活動用水は、飲食店、デパート、ホテルなどの営業用水、事業所用水、公園の噴水、公衆トイレなどに用いる公共用水などが含まれています。

少し古いデータですが、2014年に内閣府が実施した世論調査によれば、水と関わる豊かな暮らしとは、安心して水が飲める暮らし(88.9%)、おいしい水が飲める暮らし (52.0%)など、安全でおいしい水への国民の関心が高くなりました。また、同じく内閣府が2008年に実施した世論調査では、普段の水の飲み方は、特に措置を講じずに水道水をそのまま飲んでいる、とする人が37.5%と最も多かったものの、浄水器を設置して水道水を飲んでいる(32.0%)、ミネラルウォ- タ-などを購入して飲んでいる(29.6%)とする人も少なくありません。水道水については約48%の人が、飲み水以外の用途において満足している、あるいは、全ての用途において満足していない、と回答しています。

弊社は不動産のなかでも主にマンションを所有・管理し、居住者の皆様に快適な生活空間を提供していかなければなりません。マンション内の水道設備の経年劣化などで不具合が生じないよう、建物管理には十分注意を払って参ります。

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