2021.05.06社長ブログ

「あぁ、やっぱり傘を持ってくればよかったか」と思わず呟くのは、強風の中の散歩中に、ポッリ、ポッリと雨が落ちてきたからです。去年同様に緊急事態宣言下の東京で巣ごもりを決め込む小生のささやかな気晴らし行動で、多い日には10㎞ほど歩きます。同じコースはいやなので、連休中は毎回少しずつ方向を変えます。いつもはそれほど気にもかけないのですが、小生の住む街にはこんなにも坂があったのかと散歩三昧の、この連休には思い知らされました。

四谷近辺は実に坂が多いです。それも自宅から500mも行かないうちに、それこそいくつもの坂に出会いますし、小生の住むマンションも敷地は両側ともに坂に面して、地形は二等辺三角形をなしています。靖国通り側の坂は本来オリンピックのマラソンコースで、安保坂と云ってコース最後の心臓破りの坂でしたが、会場は札幌に行ってしまい誠に残念です。

また、この界隈は江戸時代、武家屋敷と寺の街で、それぞれの坂には東京都や新宿区が由緒を印した銘板が立てられています。

地名も四谷というくらいですから、山や谷があり、坂の多いのも頷けます。茗荷坂、暗(くらやみ)坂坂、新坂、津(つ)の守(かみ)坂など、全て回っても急げば15分とかからない範囲にあるのです。

結局、今年の連休も終わってしまえば「あっ」という間のことでしたが、近隣散歩と新聞2紙を毎日隅々まで読んだくらいで他にたいしたこともしなかったのです。でも休養はとれて、英気を養うには充分過ぎるくらいでした。

一方、TVでニュースなどを観ていると、緊急事態宣言下の昨年の連休と較べて、2倍あるいは3倍と、都心はもとより近郊の行楽地でも人手が多いようです。高速道路も場所によっては一時、20㎞とか30㎞の渋滞を起こしたとTVは云っています。

親子連れなども写し出されるところを見れば皆さん、馴れてしまったのでしょうかコロナが恐くはないようです。

それにしても日本はコロナ第3波の坂をまだ登っている途中のようですが3回目の緊急事態宣言も延長論議が始まりそうです。米国やイスラエルなどワクチン接種の進んでいる国は、感染者数は下り坂に入っているようです。ここにきて、急勾配を登っているのがインドで、変種株ウイルスが蔓延していることが毎日のように報道されています。

そしてこのコロナ禍がもたらした副産物として大きく問題となりそうなのが、世界各国の中央銀行の金融緩和と財政出動のコロナ後の始末だと思っています。

安保坂合.jpg

茗荷坂.JPG

暗坂.JPG

新坂.JPG

津の守坂.JPG

本日も、小生のブログにアクセス頂きまして、ありがとうございます。

いよいよ世界的にワクチン接種の効果が格差を伴って、経済的に現れてきたようです。

接種が進んでいる米国やイスラエルでは給付金や支援金で膨らんだ個人マネーが消費に向かい始めたようです。その逆が日本やブラジルで消費回復はまだまだ先のように思われます。

ワクチン接種によって経済回復の動向が左右され、それが為替の行方も決めることになろうとは、当初は考えも及びませんでした。確かに為替は現在ドル高円安方向に進んでいます。

日本の家計の金融資産は巣ごもり、株高でまもなく2,000兆円の大台に乗るところまできています。それがバブルの原因の一つとなっています。バブルが弾けようが弾けまいが、そのつけをいつか始末するのは後生の人達になるかもしれません。

FRB(米連邦準備理事会)は4/28開催した会合(FOMC)で1.9兆ドルの国民への現金給付やインフラ整備で今後8年かけて2兆ドル超を投資すると云っています。

FRBのパウエル議長は「今の景気や物価上昇は一時的」と云い、米ダラス連銀のカブラン総裁は「資産バブルとなっているのだから米金融当局は中央銀の大規模な債権購入は縮小すべき」と云っています。結局どうなるかは、即ち景気の坂を登るのか下るのかは、現実の「坂」と違い、観た目では判断しづらい要素が多くあるので、本当のところは当局者にも景気のスロープがこの先どうなっていくのかの判断は難しいようです。

しかし、少なくともワクチン接種率とスロープの傾斜とは深く係わりがありそうです。

また、昨日は「子供の日」でしたが、子供の人口は(15歳未満)は1,493万人とこの40年減少の一途をたどっています。その彼らに「先輩たちは一体何てことをしてくれたのだ」とは云われないようにしなければいけませんね。

野菜弁当2.JPG

本日のボンドランチ

生野菜がまさか(・・)こんなに美味しいとは・・・

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