ピシューと音をたて、夜空を吹き抜ける風の強烈さは、かなり密閉度の高いマンションの室内のベッドにいてもわかります。真冬の寒風とは違って厳しさは全く感じないのですが、なんとなく落ちつかなくさせます。それでも、襲ってくる眠気には勝てずzzz……
目を覚まし、遠くを見やれば、ビルがかすんでぼんやり、昨夜のニュースで云っていた黄砂のせいかもしれません。
さて、連休の余韻を残していた、この土・日の休日も、巣ごもり連休がかすんで、明日から仕事が始まると思えば、いつもの日曜日の心持ちとなんら変わらなくなりました。
政府は先週末に4都府県(東京・大阪・兵庫・京都)の緊急事態宣言を今月31日まで延長し、愛知、福岡を追加しました。
大阪などでは東京より深刻な状況にあるようです。こんな中、東京五輪の開幕まであと2ヶ月半となり、IOCは選手団向けに新型コロナウイルスのワクチンを確保するなど、感染対策などの準備を進めているようです。
しかしインドでは変異株が猛威を振るっており、こんな状態で本当にオリンピックは開催できるのか心配しています。
ワクチンはいろいろと、出来てきてはいますが、まだ接種にはほど遠い日本を含めた国々もあり、東京オリンピックは、事実上難しいのではないかとの声も、日に日に増えてきています。
水泳の池江選手のもとにはSNSで五輪辞退を求める投稿もあったそうです。
また、米ワシントン・ポスト紙は5日のコラムで、日本政府や東京都は五輪中止を決断し、国立競技場をはじめ、今迄に費やした経済的負担、即ち、オリンピックの金メダルならぬ支出した「金(カネ)」は、「損切り」をすべきだと述べています。
さらに「パンデミックの中で国際的メガイベントを開催するのは非合理的」とも指摘しているのです。
早速、近くなので競技場まで行ってみると、オリンピックの予選なのでしょうか、中では何かイベントが行われているようです。
ふっと見返れば近くのビルも、夕刻でもないのに黄砂でしょうか、かすんでいました。
オリンピックの開催はまだどうなるかわかりませんが、その原因となるコロナウイルスと経済の問題は、ワクチン接種後、応急措置で財政出動や金融緩和により供給された、膨大な資金による資産膨張をどのように収斂させるのか、大問題となることでしょう。
本日も、小生のブログにアクセス頂きまして、ありがとうございます。
FRBは6日、資産(株式や不動産など)の急落リスクについて、警鐘を鳴らしています。でもFRBが今迄のコロナ禍対応で長期国債を大量購入し、長期金利を低く誘導してきたので、株や不動産価格が上昇したのはFRB自身のせいなのです。これって一体なんなんでしょうか。矛盾ですよね。
もしかすると、そろそろ金融緩和縮小、即ち、米国債購入を減らす為の伏線なのでしょうか?
しかし7日のニューヨーク株価は、米国雇用統計で就業者数の増加が市場予想を大幅に下回り、金融緩和は長期化するとの見方が強く、過去最高値である3万4644ドル07セントを記録しました。当然ながら長期金利は、一時1.47%と前日より0.1%下げています。本来なら雇用統計が期待より悪ければ、株価は下げるのに、金利が雇用より株価に与える影響は大きいということですね。
でもその金利すら、先行はかすんで、ぼんやりしています。
それでは、今現在は、資産バブル?なのでしょうか。バブルは、資産価格が経済や企業における適正価格と比べて、その資産価格が著しく乖離したときに起きるものだと思っています。
であれば、適正価格の水準など、その時々によって微妙に変化するものですから、かすんでいて、ぼんやりしたもので、これと云って、しかとは判らないのだと思います。
よってバブルは破裂して初めてバブルであったことが判るのだと、2度の資産バブルを経験したことから云えると思います。どこからがバブルなのか、本当に判らないものです。
ただ、これも経験上ですが、此の度の資産価格は大分膨らみ、限界近くに来ているのではないかと考えられます。だからFRBも警鐘を鳴らしているのだと考えられます。
ただバブルが弾けたとき、傷の深さにもよりますが再生の為の「損切」は重要なワードです。
本日のボンドランチ
みんな美味しくてどれも損切りできません