2021.06.21社長ブログ

今日は夏至です。曇っていようが晴れていようが、陽射し(光線)が一年で一番強いのが今日で、その強い光線に誘われてか、ひまわりの苗はこの何日かで格段に伸びたようです。

東京も梅雨に入ってから雨続きで、傘をさしてベランダに出るのも億劫なので週毎の定点観測も、水遣りもせず放っておいたのですが、幹も思いの外太くなっていて、緑色植物の光合成とはすごいものだなと改めて思いました。

先週は、思いがけず東京大学の経済学部を訪れる機会を得て、丁度一年前以来の訪問となりました。

赤門近くの脇門から入構届を記入して入るのですが、それがコロナに関する質問もあり、全てを記入するにはかなり時間を要します。東大はやはり緑が多いせいか、蚊がいるらしく、入構届を記入する机にはいくつか蚊取り線香が焚かれ、除虫菊の匂いがあたりに漂っています。それだけでも小生がコロナに罹患していないことが自覚できました。

構内に入ると、同じ緊急事態宣言下であっても、去年来訪したときより学生さんの数もめっきり多くなり、掲示板前のスペースでは皆さん自習に励んでいる様子が知れます。最近の東大生は「霞が関」を避ける傾向とか新聞にありましたが一体どこを目指しているのでしょうか。

1時間足らずの用件を済ませて外に出ると、構内奥には緑がいっぱいといった感じです。

再度赤門にさしかかればポツリ、ポツリと降り出しました。そう云えば丁度去年も今頃の蒸し暑い雨の日だったような気がします。雨は徐々に強くなるようで、思わず向かってくるタクシーに手を上げてしまいました。

そう云えば、今日から東京も緊急事態宣言が解かれ、蔓延防止重点措置に移行しました。とは云っても、ここのところ小生の居住する新宿では緊急事態宣言下と云えどもけっこうな人出があり、本当にこのまま収束する方向に向かうのか、心配しているところです。

心配と云えばコロナウイルスもそうですが、世界の中央銀行がコロナ対応で導入した給付金や資金繰り支援で、多額の資金が市場に供給されて、その後始末のことも心配です。それらの資金がダブつき、一部でバブルが出現の兆候を見せているので、ワクチン接種が進めば当然、アフターコロナの対応策が必要となってくるはずです。

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赤門.JPG

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経済学部掲示板.JPG

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本日も、小生のブログにアクセス頂きまして、ありがとうございます。

一昨日の日経夕刊は、米国コロナ禍で資金供給後、ワクチン接種も進み、景気回復によるインフレリスクが加速してきたので、さらに進めば22年にも最初の利上げがされるだろうと云っています。

FOMCが云っていた23年より前倒しになるのではないか、との観測からNY株式市場では1週間で、1,189ドル安となり、債券市場では債券価格が上昇(10年物国債の利回り1.4%台に低下)しています。

日銀は2013年以降アベノミクスによる金融緩和を継続しているところに、コロナ禍が重なり、その対応を政府は更に迫られているのです。

そこで、給付金もさることながら、コロナ対応融資を手掛ける金融機関に有利な条件で貸出す「コロナオペ」を現在実施しています。現在、既に68兆円に積み上がっています。

もしこれが減少すれば、日銀のマイナス金利政策に影響が出るので、それを埋め合わせる次なるものが必要となってきます。

そこで最近「コロナオペ」の後継は、「グリーンオペ」ではないかと、よく云われています。日銀は金融政策の運営方針で、資金供給量の拡大継続を明確にしています。

となればアフターコロナでの、「コロナオペ」の後は気候変動対応をからめた「グリーンオペ」になるのではないかと云うシナリオは充分考えられます。

何んにしろ、コロナ対策の資金供給で、過大な資金供給で膨張した日本経済、なんとか上手にソフトランディングさせてほしいと思っています。

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本日のボンドランチ

紐を引くと温まる”“黄野菜カレー

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