新宿通りを半蔵門に向かい、外苑東通りを右に折れて南に歩きます。10分もたたないうちに右に慶應病院を見ながら左手にJR信濃町の駅を見て、陸橋を渡ればシーとセミの鳴き声が聞こえてきます。
こんもりとした木々が茂る中に、新国立競技場の偉容がすぐに現れます。近くの道路は全国から応援に駆けつけた警察官や、ボランティアの人達(中には外国人のアルバイトも多数混じっているようです)で封鎖され、無観客で行われているので、バスでやってくる選手達と関係車両しか入ることができません。
この競技場は解体していたときからウォッチしていましたので、堂々とした姿に生まれ変わった国立競技場が、大観客を入れて開会式や閉会式そして日々の競技が、できないのは誠に残念であり、もったいなくもあります。
昨日は33.7℃もあったこの炎天下、ここで競技が繰り広げられていようとは、アスリートも大変な思いをしているのではないでしょうか。この暑さでベストを尽くせと云われても、どうにもならないのではと小生などは思ってしまう暑さです。
そんな中でもTVを観れば日本勢もメダルラッシュで、史上最高数の金メダルを取っているようです。しかし、マスコミ等でも取り上げられていた、世界ランク上位中の上位、金メダル候補である、テニスの大坂選手、バドミントンの百田選手、トランポリンの森選手など、期待の選手がまさかの予選落ちをしたりしています。水泳などは、もし1年前に開催されていたなら結果も違っていたかもしれません。
オリンピックとは特別の雰囲気の中で行われる特別なもので、ここに焦点を合わせてくるのは大変難しいことのようです。
そうかと思うと、今大会からの新種目で、若い人の活躍がやたら目立っています。スケボーで、金メダルに輝いた西谷 椛さんなどはまだ13才(日本最年少の金メダリスト)で純粋そのものです。試合後のインタビューで云った言葉も印象的でした。
メディアの取材には「金メダルは重いです。重さ? 1トンです」と答え、笑いを取るのはさすが大阪育ちと思いました。もっと面白いのは、それをTVで実況していたアナウンサーと若いスケボー解説者の会話です。
アナウンサー「これはすごいわざを決めましたね!」
解説者「ゴン攻めですね!」
小生は聞いていて「ゴン攻め???」と思い即ググりました。
きっと、この「ゴン攻め」は、今年の流行語大賞でも金メダルを取るかもしれません。
本日も、小生のブログにアクセス頂きまして、ありがとうございます。
この一週間は、オリンピックの一週間でもあり、また新型コロナウイルス・デルタ株拡大の一週間でもありました。
とうとう東京都も日に4,000人越えをするようになり、今迄で最も厳しい状況に陥ってきました。政府も国民も度重なる緊急事態宣言に緊急慣れもあり、危機感も緊張感も薄れ、自分は大丈夫と、まるで他人事のように感じているのではないでしょうか。現在は完全な第5波に入り、なんだか感染者数は止められないような気もします。
政府は国民の40%までのワクチン接種を8月の末までに終わらせると云っています。小生も6日(金)に2回目を打つ予定ですが、これで安心できるとはとても思えません。
デルタ株にもファイザーワクチンは有効なのでしょうか?
早く安心して、以前のように自由に行動したいものです。
国立競技場の真近にくると、競技場の上段部に世界の様々な国々の旗が翻っています。オリンピックへアスリート達を送り出している国々の国旗です。
それらの国々も、このコロナ禍に苦しんでいるのは皆同じだと思われていますが、アフターコロナの経済状況予想は異なるようです。政策の準備と対応で、GDP成長率は大きく差がつくのでしょう。例えば4~6月期をとってみれば、米国6.5%、ユーロ圏8.3%、中国7.9%、日本0%となっています。日本は今回の世界オリンピックコロナ戦では、完全に予選落ちとなっています。正にこの30年間此の方どう云うわけか、各国との比較で、いつも予選落ちしています。強化監督(政府)も選手(国民)も緊急事態宣言同様に危機感も緊張感も無いのではないかと思ってしまうほどです。
更に、GDP比約240%の政府総責務残高があると云うことは、2021年時点で約1,212兆円、国民一人当たり983万円も借金しているのです。これは財政危機で騒がれたオリンピック発祥の地ギリシヤを抜いて借金大国の第一位金メダルなのです。
こちらの金メダルはあまり嬉しくありませんね。
本日のボンドランチ
定食のB級グルメ銀メダル チキンカツ定食