先週土曜日は曇り空で時折小雨がパラつくものの、半袖で10分も歩けば汗ばむ陽気から、ガラッと変わって昨日は朝から、冷たい雨混じりの北風へと急変です。
窓の開閉金具の取っ手までも冷たく感じ、部屋の中でも、足もとが何となく薄ら寒く、落ち着きません。長袖でも肌寒く、外に出る時はジャケットが必要なくらいでした。
一夜にして冬がやってきたようです。北海道からは初雪の便りも既に届いています。
アイスランド協会員である小生は、以前北極海に浮かぶ島国アイスランドに、日本が真夏の時に行ったことがあるのですが、現地は正にこんな気候で、ジェットを降りる機内でフード付コートをおおいかけ、機外へ出たことがありました。オーロラは季節外れでしたが白夜で真夜中のゴルフを楽しみました。
その協会創立30周年と、アイスランド共和国大使館が東京に開設されて20周年の記念式典が、緊急事態宣言の解除されたのを見計らうかのように執り行われました。
ヨハネソン大統領のビデオメッセージの後、スティファン駐日大使がとてもよい古代ヴァイキングの詩を引用してご挨拶されました。
「たとえ近くに住んでいたとしても悪い友人のところまでの道のりは長くて曲がった道。しかしどんなに長い道のりであっても良い友人のところまでの道のりは容易なものである」
この古詩は日本とアイスランドの友情表現にうまく合致しているなと感心しました。
演武やソプラノ歌手の余興付で最後は日本らしく薬玉割りでお開きです。
アイスランドの首都はレイキャビック、地理的には日本から遠く離れていますが、周囲が海の水産大国であり、火山国など日本と多くの類似点があって、新鮮でかつ親近感のある国です。人口36万人、それが北海道+四国ほどの国土に住んでいるのです。しかし世界一と云われるものが驚くほどあります。
「男女平等世界一」「平和な国世界一」「老後に住みたい国世界一」「汚職が少ない国世界一」「インターネット普及率世界一」「化石エネルギーゼロのエコ大国世界一」等々まだまだあるのです。
本日も、小生のブログにアクセス頂きまして、ありがとうございます。
日本は労働生産性が低いとよく云われますが、アイスランドは週休3日制に移行するなかでも、時間当たりの生産性(2019年比較)はOECD加盟国(37ヶ国)中13位(73.1ドル)で日本の21位(47.9ドル)を大きく上回っています。1位はアイルランドで108.2ドル、米国は77.0ドルで8位です。
日本は米国の水準の60%にしか相当せず、これは約30年前の1988年と同じ水準で主要先進国7ヶ国で最下位の状況が今でも続いているのです。
しかし、円ベースでの名目GDPがほとんど変わらないのは、労働時間が減少する中、働く人が増えたことや円高が要因になっているものと考えられます。
しかし、これから人口減の中ではそうはいきません。新たな成長戦略が必要です。
GDPが増えなければ税収も増えるわけがありません。この約30年、税収はそれほど増えていません。それなのに社会保険料等が毎年のように増加していき、どんどんと歳出を増やした結果、国の巨額借入金(国民から)が増えるのは当然でしょう。
このまま成長しなければ、年金など高齢者に支給する長期計画は財源不足となって持続可能性はおぼつかなくなります。
週休3日になっても生産性をあげて、「せめて老後に住みたい国世界5位」くらいには入りたいものですね。
まずは31日の総選挙ですが、本当の成長戦略の描ける党に投票したいものですね。
今のままでは与野党そろって巨額財政出動に走って、給付金や減税で人気取り政策のオンパレードです。大盤振る舞いではない真の成長戦略をしっかり政策に掲げて頂きたいものと思います。
当社の属する株式市場は、近々再編され、当社はスタンダードに残る計画をたてています。それには唯一、株価を更に上げなければなりません。その為に最も有効な手段は真の成長戦略を市場に示すことです。現在の政府の置かれている立場と同じですね。
i-Bondの商品性を工夫して、より多くのお客様の認知を得るためこれからもっと努力するつもりです。
本日のボンドランチ
アトランティックサーモン(アイスランドサーモン)