2021.11.01社長ブログ

領域を越える

歳月人を待たず、早いものでもう11月。そのうち酉の市も過ぎれば木枯らしの乾いた冷たい風が吹き、「今年も残り少なくなりました」などと挨拶を交わす季節になりますね。

でも、一昨日の土曜日は抜けるような青空に気温も上がり、どこに潜んでいたのか、ヒラヒラと舞う季節外れのモンキチョウを、別の場所で一日に二度も見かけました。

かと思えば、昨日など、天気は一変、昼には雨も時折降り、薄ら寒い一日となり、投票に行く人も、せっかくのハロウィン気分も乗らなかったかもしれません。

昨夜の選挙特番は各局TVの渡りをしながら、番組が始まってから小生の投票した候補者の決着まではと思いつつ、競っていて0時近くになって勝敗が判明するまで、延々と観戦を続けてしまいました。

小生にとって興味のある政策は経済と防衛でした。今はこの程度の議論ですませられても、そのうち、いずれはどちらの政策ともにポピュリズムから離れて、旗幟鮮明な主張を出さざるを得ない事態になるだろうと思っています。今の政治家の中には財政赤字を増やさないように、歳出カットや軍事力を主張して票は取れないかもしれませんが、いざその時になればきっと、それに相応しい政治家が出現するのだろうと期待しているのです。

そうそう、先週末には当社隣りに「まいばすけっと」がオープンしました。

半年間ばかりは空店舗で寂しかったのですが、ようやくテナントとなっていただき、深夜まで営業しているので、夜も明るく賑わい、上階の住居棟の人達は自分の家の大型冷蔵庫ができた気分で嬉んでいるようです。

今までは外苑西通りを渡らないと、コンビニやスーパーがなかったのですが、意外とその30m程の道を渡ることが面倒でした。道一本がハザードとなっていたのですね。

ひとつの区切られた領域を越えるのには、かなりの勇気とエネルギーが必要なことがわかりました。

モンキちょう.JPEG

まいばす_正面夜景.JPEG

夕景バス.JPEG

ハザード.JPEG

本日も、小生のブログにアクセス頂きまして、ありがとうございます。

経済においては英国では2024年までに財政再建に取り組み、米国もテーパリングを今月に決定すると云っています。欧米ではインフレシナリオを念頭において、金融緩和の出口探しを始めているのに、日本だけはその気配もなく、黒田日銀総裁はまだ金融緩和政策を続ける意向を示しています。

いやなことは全て先延ばしで、自分のときにはやりたくないとの思いから、あとの人にやってもらえばよいと云う考えのようです。まさにモラルハザードで、財政に対する倫理観の欠如、規律の欠如と云うことになりますね。

この領域を越えて財政再建に向かうには、かなりの勇気とエネルギーが必要だと思います。

きっと、そのことは皆さん判っていることで、来年の黒田総裁の後釜人事は大変難しいことになると思います。

また、日本周辺では防衛について、さまざまな問題が生じています。

10月18日の中露の合同軍事訓練では、中露艦艇が津軽海峡を同時通過し、伊豆沖まで南下してきています。一方、米カナダの艦艇も台湾海峡を通過して中国の反発を招いています。さらに日米豪印加盟のクアッドは共同海事演習(マラバール)を行っていて、日本もこの訓練に参加しています。

なんだか嫌なムードですね。お互いに区切られた領域を偶発的にでも越えたとき、何が起こるか恐いですね。

議員の人選は昨夜投票結果が出ましたが、これから日本の舵取りをどのようにするのかは、大変難しいことの連続となることでしょう。

小生らとしては少なくとも自分達の税金がどのように使われているかくらいは気にした方がよさそうですね。

それにしてもインフレは必ずやって来ると思います。今の預貯金のままでは目減りすることは明らかです。これから先を考えればi-Bondを是非ご検討下さい。

確かに、預貯金領域を越えるには勇気がいります。そこを、敢えて勇気を出して越えていただきたいのです。

ししゃも弁当.jpg

本日のボンドランチ

釜めし弁当

しっかりと領域は区切られています

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