日曜日はめったに早起きすることはないのですが、昨日は特別の早起きです。
浅草の鷲(おおとり)神社酉の市(二の酉)でした。江戸時代から伝わる神社古来のお祭りです。お詣りしてから、尺面(しゃくめん)と云われる少し大き目の縁起熊手を、いつもの店で威勢のいい若い衆たちの手締めの中で、気分良く購入するのが毎年の恒例行事となっています。
夜は緊急事態も解除となり、やたら混雑するのがわかっているので、いくらかでも楽かと思っての早朝参拝でしたが、それでも十分混雑しています。
熊手のご利益は有効期限が1年と相場が決まっているらしいのです。酉の市では毎年いくらかでも大きなものに買い替えていくのが慣習なのですが、室内の飾り置場の関係から何年も前から大きさは同じなのですが、縁起ものなので、祝儀ははずむことにしています。
熊手は毎年大きなものにしていくと云ってもやはり限界がありますので、謙虚に大きさはこの程度として、御守熊手の”かっこめ”という一番小さな熊手ですが、最強パワーと云われるもので、尺面と一緒に入手しました。そう云えば昔から我が家にはありました。
また先週末には月の97.8%が欠ける「ほぼ皆既」な部分月食がありました。
丁度その時間帯は、接客と会議で都合が悪く、観ることができないと思って、少しだけ欠けて現れた月をスマホで撮りました。
8時過ぎに帰り道、空を見上げれば皓皓と照る月は既に元に戻っていて、月光に輝らされた地表は白っぽく光り、物蔭はさらに暗く、そのコントラストはまるで、一瞬昼間の太陽光によるものと見誤るほどに感じました。
此の度の月食は月が欠け始まってから3時間半ほどの天体ショーでしたが、満つるものはいつか欠け、欠けたものはやがて満ちてくるのが、自然の摂理と云うものなのでしょうか?
人の意思が大きく作用する経済と云えども、古来からの歴史や慣習にしても、そして天体ショーにも何かしらの周期と云うものがあるように感じられます。
本日も、小生のブログにアクセス頂きまして、ありがとうございます。
さて、岸田政権が衆院選の目玉公約としてきた経済対策ですが、その財政支出額が過去最大の55.7兆円という巨額なものになりました。中小企業に最大250万円を一括で支給すると云うものを筆頭に、いくつもの給付策がありますが、コロナが一服しても経済活動が再開しつつある現在、過剰な給付金は企業のモチベーションをかえって弱くするのではないでしょうか。
昨年4月の経済対策48.4兆円や、同年12月の40兆円を大きく上回るもので、前の菅政権に見劣りしないよう、より大きな規模にしようとするのは、まるで酉の市の熊手の慣習のようですね。
結局、赤字国債の増発となり、ツケは将来世代にまわすというのでは、将来を担う若者達のモチベーションも決して上がってはこないと思いますし、その先が心配です。
一方、コロナ禍による世界的金融緩和政策による豊富な資金と低金利により、株や不動産なども、現在「資産バブル」状態にあるのではないか、と考える人達の発言がここのところ目立つようになりました。
米国では最近、物価上昇が顕著となり、コロナウイルス禍も落ち着いてきて需要が増える中、ガソリン等、エネルギー価格の高騰と供給制約が重なるなどして、その波及もあり、他の品目も上昇しだしました。
その結果インフレ懸念から想定より利上げ時期は早まる可能性が意識され、投資家がリスクに対して慎重となり、最高値を更新してきた米国株式市場もさすが、18日には続落する結果となっています。
また、消費者物価指数(CPI)の約30%を占めるのが家賃と云われています。家賃の動向も、日本とは少し事情が異なり、じり高傾向になっているようです。このようになってくると、現下の米国実質金利がマイナス圏にある中、FRBも急速に利上げを行うかもしれません。
そうなれば当然、日本も大きなダメージを受けるのではないでしょうか。いや、日本ばかりではなく、世界中に影響が広がるのではないかと思います。
ただ日本では家賃が多少低下しているのに不動産価格は高値安定です。早晩何かが切っ掛けとなって逆回転するかもしれません。
もしかすると「資産バブル」の宴の終焉が近くに迫っているのかもしれません。
満ちたものはいつか欠け、欠ければまた満ちてくるのが世の中の法則なのでしょう。
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預貯金の金利不満や、株の価格騰落不安を解消することができる優れものだと分かっていただけると思います。
本日のボンドランチ
浅草今半のすき焼き弁当
次はもう少し大きなものを……