2021.11.29社長ブログ

憩いの場と変異

雲一つない青空が広がり、差し込む日光も強さを増し、部屋の温度も徐々に上がってきたのが分かる、日曜の昼下がりです。

テレビもニュースさえ観れば、さほど面白い番組もなさそうだし、近くても滅多に行かない御苑にでも行ってみましょうかと、外に出れば冷たい強風が髪を乱します。

入園すると、いつも同じことを思うのですが、都会のド真ん中にこんなに木々があり池のあるオアシスのような憩いの場所があるなんてと……。

少し歩けば春には満開に着飾った桜たちも、その葉を落とし、横に伸びた枝やその先の小枝までもが骨格を現し、来春はどんな装いをしようかと考えながら、日光浴を楽しんでいるようです。

さらにゆけば今度は大銀杏が、葉をグラデーションをかけて、緑から黄色に染め上げて青空に向かって自己主張しています。そしてその根元には黄金色のカーペットが敷かれて、何かこれからセレモニーでも始まりそうな雰囲気です。

隣の花壇には名前も知らない紫の花が咲き、初冬の景色ににぎわいを添えています。さらに、ぐるりと園内を回ると池に出ます。そのほとりの芝生に寝ころんで空を見ればなんだか吸い込まれてしまいそうな、そんな気持ちにさせる青空が広がっています。

空を見上げているうちに、こんなのんびりとして穏やかな気分でいるのが申し訳ないくらいに、今、世の中がせわしなく動いているのを先程ニュースで観たばかりなのに、御苑オアシスに来ると精神的にもリラックスして、弛緩してしまうのでしょうか。

日が少し傾いてきました。気温も下がってきたようです。そろそろ帰るかと大木戸門ゲートを出ようとすれば、まだ何人もの入園客が入ってきます。御苑オアシスは憩いの場として、閉門までは賑わいそうです。

オアシスから戻れば、コーヒー片手に溜まった新聞の読み直しです。本来なら1面トップの大見出しになるような記事ですら、先週あたりはあまりに次から次へと起こる異常事態のためか、分割紙面で報道されています。きっと世情も、異常事態なれして、無頓着になっているのかもしれません。

先日の記事では、大規模な財政出動や異例の金融緩和でコロナ禍の景気を下支えするため、国は低成長なのに債務残高をどんどん膨らませ、国債残高が1,000兆円を突破したことなど、それほど重大に受け止められてはいないようです。

ガラス張りの建物.JPEG

sakura .JPEG

いちょう.JPEG

落ち葉.JPEG

紅葉の池.JPEG

空.JPEG

本日も、小生のブログにアクセス頂きまして、ありがとうございます。

一体コロナがどうして日本ではこんなにも縮小したのか分かりませんが、東京などでは新規感染者が一桁になっています。このどうしてなのかの解明は専門家でもいまだに分からないと云っています。

そこへ、26日(金)の夕刊で知ったのですが、南アフリカでデルタ株からスパイクたんぱく質が30ヶ所以上も変異したウイルス(後にオミクロン株と命名される)が見つかり、高い感染力が心配されて、世界中で警戒レベルが引き上げられたそうです。

それにより株式市場も日経平均が800円安となりましたが、それでもトップ1面の1/3程度の記事で、補正予算案閣議決定やその他の記事と紙面を分け合っていました。

昨日の新聞でも法人税率問題と新変異型の感染拡大記事とその他の記事で一面トップを分けあっていました。

心配なのは、今度のオミクロン株は現在のワクチンで効くのでしょうか。対策は同じで大丈夫なのでしょうか。もしかするとこの関連記事は経済への影響も含めて、近々各紙共に1面トップで大きく取り上げることになるのかもしれません。

つい先日、原油価格高騰回避のため、備蓄原油の放出を産油国でもある米国をはじめとして、日本、中国、インド、韓国などと一斉に行うこととしたのに、新変異型コロナ株オミクロンの方が原油価格には影響力が強く、このニュースだけで原油価格は10%以上下落し、先物はさらに下げているようです。

それにしてもこの世界株安は、果たして変異ウイルスオミクロンのニュースだけが原因なのでしょうか。もしかすると、世界経済の変異点にたまたまオミクロンウイルスのニュースが、切っ掛けを作っただけだったのかもしれません。本質的には経済的何か別な大問題が変異しつつあるようにも思えるのですが……

これから先、経済の不透明感はさらに増していきそうです。こんな時でも不易である居住用賃貸不動産を本位にしたi-Bond、是非検討していただきたいと思います。

鮭弁当.jpeg

本日のボンドランチ

ランチは憩いの場、そこで頂く新種シャケ弁

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