帰宅して、部屋のカーテンをたぐって窓を開ければ、白く明るい月影が差し込み、光る月の上には、小さな青白い星が一つ輝いています。18日は満月だったのですね。
20日が大寒で、確かに身に染みます。寒さは今がピークのようですが、オミクロンはまだこれからが本番で、2月まででピークアウトとの声も聞こえますが、ピークはこれからやってくるのです。まん延防止重点措置は次々と各都道府県を巻き込んでいっています。
ウィークデイは目が覚めれば、直にベッドから離れ身支度を整え素早く会社へと出かけるのですが、休日となるとそうはいきません。だらだらと枕元の腕時計を横目で見ては、まだ大丈夫とばかりに惰眠をむさぼります。
さすがに惰眠にも飽きて、ようやくベッドを離れます。いつもの遅い朝食もとらずに、コーヒー片手に少し溜まった新聞をゆっくりと読むのは至福の境です。
気になる記事は後でゆっくり読むことにして、一通り読み終わると、何か口寂しく、コンビニでも行こうかと思って外に出れば、大寒は過ぎたものの、昼頃になっても気温は上がってきません。
マンションの階下には小振りのコンビニができたので、最近は冷蔵庫代わりに、カードを作り、よく通っています。ちょうど靖国通りと外苑西通りの交差点の角にあり、けっこう繁盛しているようです。
コンビニを出て交差点を何となく眺めていると、何年前かはっきりしないのですが、以前はここはT字路で、外苑西通りは靖国通りまでで、先に道はなかったのですが、今は立派な環状になるはずの道路が一部開通しています。
とは言っても、2~300mも行けばその先は行き止まりで、まだ工事中です。以前あった建物もすっかりなくなり、立派な幹線道路の工事中です。この調子で行けば、大久保通りを抜き、明治通りともいずれ交差することになるのでしょう。
一昨日頃までは良かった天気も今日は曇って、日も射しません。そそくさと部屋に戻って、コンビニ仕込みのランチをしながら気になる記事を読み返します。
日銀総裁記者会見や公的年金が2年連続で減額、「デジタル・ドル」初の報告書などは今後の経済の行方には大きく係わりそうです。
中国の不動産バブル崩壊徴候の記事も見逃せません。
本日も、小生のブログにアクセス頂きまして、ありがとうございます。
まずは、テレビでも取り上げていた、日銀総裁記者会見は見もの聞きものでした。新聞では編集委員の記事も載っていました。「2%インフレ目標を達成するまで現在の強力な金融緩和を粘り強くやる」と云っていたのが、日銀の黒田総裁でした。
しかし、アメリカでインフレによるバイデン大統領の支持率がオミクロンの感染リスクをしのいで、急落の原因となっています。そればかりかインフレリスクは世界中にオミクロン感染のように拡散しているのです。
ここで黒田総裁は会見で「現在の緩和的な金融政策を修正する議論はない」と云っていますが、その政策によって、これだけ膨らんでしまった市場資金は、アメリカや欧州の中央銀行が正常化に乗り出す中、日本だけ収束の出口のないまま取り残される可能性が濃厚になってきていると新聞記事も云っています。
もう満月は過ぎ、新月に向かっているのではないでしょうか。欧米は出口となるトンネルの道路工事を急いでいます。それなのに、日本はまだT字路の行き止まりにいるような気もします。早く出口への道を抜かなくてはなりませんね。
公的年金も2年連続で減額となるそうです。21年度に比して0.4%の引き下げとのことです。
今まではデフレ状態でCPIも低く押さえられていましたが、ここでインフレリスクにより、景色は変化しようとしています。先行き不透明感はさらに増しました。
少し話は変わって、FRB(米連邦準備理事会)は20日、中央銀行デジタル通貨(CBDC)に関する初の報告書を公表しました。
それによれば、「実現すれば個人や企業に安全な電子決済手段を提供できる反面、金融システムの安定やプライバシーの保護などの課題も多い」と云っています。
また、ここは注目すべきところですが、「現金や民間発行デジタル通貨などの現状の決済手段に置き換わるものではなく、補完するものになる」とも指摘しています。
当社も不動産本位のデジタル通貨を目指して奮闘しています。いつか皆さまからの幅広い支持を得られると有難いと思っています。
何しろ、コロナ禍が「節」となって、世の中大きく変化が始まっています。
しっかりCatch upしないといけませんね。
中国不動産バブルはまたの機会といたします。
本日のボンドランチ
「コンビニランチ」