2022.02.07社長ブログ

気配

毎年のことですが、3日の節分には豆まきをして、立春を迎えます。

とは言っても、今年も春の気配どころか寒い日が続き、天気予報によれば週末頃には東京も雪となるかもしれません。

それでも会社前庭の紅梅と、近くにある管理物件入口の白梅は、今ぞとばかりに咲き出しました。でも花粉症で花の香はおぼろげなりにも察せられません。

そう言えば節分の翌日、立春の朝、会社フロント前の駐車場には鳩が何羽か集まっています。昨夜の蒔いた豆が目当てかもしれません。鳩の世界では、立春の朝は昨夜の豆まきで、ご馳走日と決まっているようです。

北京冬季オリンピックは、開会式で打ち上げられた「立春」の花火文字を合図に始まりました。

中国の旧暦では、今年は2月1日が春節で、その前後が連休となり、それに合わせた開催だと思います。しかし、去年の東京オリンピック同様コロナに影響された、市民不在の入場式になっていたようです。

世界91の国と地域から集まったアスリート達の人場行進を見ていると、コンパクトに演出された良さはあるものの、どこか政治色の強い気配が感じられました。

オリンピックはアスリートのためだけにあるのではなく、国威発揚の場でもあるのは昔も今も変わりませんね

それにしてもリレーで運ばれたトーチがそのまま聖火台の小さな炎となるところは、CO2の排出も少なく、今のトレンドSDGsに合致させたgood ideaと思いました。

中国のゼロコロナ政策によるコロナ撲滅作戦はオリンピックでの徹底振りを見てもすさまじささえ感じます。でもオミクロンには中国政府も苦戦しているのは確かなようで、春節の人の移動も極めて少ないようです。

日本も立春の翌日には新規感染者が10万人を越えたようで、まだまだピークアウトする気配は感じられません。

ヨーロッパではオミクロンの感染拡大はしているものの、経済活動は止めない方向に舵を切った模様で、3回目の接種を急いでいて、ノーマスクという国もぼつぼつと出てきています。

やはり背に腹は替えられないと言ったところでしょうか。

白梅h.JPEG

紅梅.JPEG

鳩.JPEG

聖火単体.JPEG

花火と競技場.JPEG

本日も、小生のブログにアクセス頂きまして、ありがとうございます。

今年の節分はどうも暦の上で季節を分けるだけでなく、デフレからインフレへの分かれ目ともなったのではと思っています。

3日のNY市場でW・T・I(ウエスト・テキサス・インターミディエート)原油先物の価格が上昇し、約7年4ヶ月ぶりに1バレル90ドルを越しました。原因は需給逼迫に加え、ウクライナ情勢が緊迫し、世界生産の約10%を占めるロシアからの輸出が減少するのではないかとの警戒感によるもののようです。

すると、その翌日の立春には東京原油も約7年3ヶ月振りの高値を示し、1日に3%も上がり、1キロリットル当たり6万円を超してきました。

原油価格もそうですが、世界的に小麦、トウモロコシ、それに銅やアルミなどコモディティー(原材料商品)の高騰が続いて、それらから作られる食品や日用品などの値上げにも波及してきました。

それによって世界各地で急な消費者物価の上昇気配が窺い知れます。

どうも節分から経済の季節も変わったようで、インフレへ日々向かっているようです。

インフレの原因は、原油に見られますように複合的に絡まっていて、世界の主要中央銀行は利上げや金利引き締めに向かわざるを得なくなってきていると考えられます。

英イングランド中央銀行は、節分を境に利上げに踏み切りました。利上げに慎重だった欧州中央銀行(ECB)も姿勢を変える気配です。ドイツもそれに倣う模様です。

さて、この場面で日銀はいかに。黒田総裁は「2%の物価上昇率目標はまだ遠い」として緩和策を引き続きとっています。日本国債新発10年物利回りは0.2%と6年振りに上昇しても、日銀は無制限に国債を買う「指し値オペ」を発動して金利上昇を押さえ込む気配です。

何か日本だけ手遅れにならなければよいのですが……

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ガパオライス.jpg

本日のボンドランチ

一目見て南国の気配「ガパオライス」

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