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一昨日は二十四節気の雨水。暦便覧(江戸時代の暦の解説書)には、「陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となればなり」、と記されています。降る雪が雨へと変わり、雪解けがはじまる頃です。山に積もった雪もゆっくりと解け出し、田畑を潤します。雨水は昔から、農耕をはじめる時期の目安とされてきました。このコロナ禍も解かしはじめ、社会に潤いを与えてくれればよいのですが。
外出を控えるようになったこともあって、自宅でお酒を飲む機会が増えた方も少なくないでしょう。昨年10月、サントリーは「サントリー ノンアルコール飲料レポート2021』を公表しました。これは、昨年9月、東京都・千葉県・神奈川県・埼玉県在住の20代から60代の男女3万人を対象に、インターネットでおこなったノンアルコール飲料(アルコール度数0%のビールテイストやチューハイ・カクテルテイスト飲料)の飲用に関する調査結果をまとめたものです。
調査の結果、ノンアルコール飲料の飲用経験がある人は56.4%でした。2018年の54.8%、2019年の55.7%、2020年の55.3%と比べて差は大きくないものの、一番高い結果となっています。ノンアルコール飲料の売上数も昨年は2570万ケース(1ケースは633ml×20本)になるようで、2015年から6年連続で増加する見込みです。ノンアルコール飲料の飲用経験がある人に、どこで飲んだかをたずねたところ、「自宅内で飲んだことがある」が75.1%、「飲食店(自宅外)で飲んだことがある」が57.0%、「飲食店以外(自宅外)で飲んだことがある」が40.8%となり、自宅で飲んだことがある人が多いことがわかりました。また、ノンアルコール飲料を飲んだことがある人に、その理由をたずねた質問では、「車を運転したいから(25.8%)」、「お酒を飲んだ雰囲気を味わえるから(23.3%)」、「健康に気をつけたいから(17.3%)」などが上位を占めています。
新型コロナウイルスの影響を受け、お店でお酒を飲むことが敬遠されたり、健康への配慮が高まりました。お酒に弱い人にとっても、ノンアルコール飲料は、お酒を飲んだ雰囲気を味わうことができる選択肢です。多様なあり方を認める新たな社会のトレンドのひとつになっていくのかもしれません。
次もお酒に関連するお話ですが、2020年の飲酒運転による交通事故件数は2522件で、20年連続で減少し、このうち飲酒運転による死亡事故件数は159件と、前年より17件(9.7%)減少しました。飲酒運転の死亡事故率は6.3%で、飲酒なしの場合(0.78%)と比べて約8.1倍も高く、飲酒運転は極めて危険性が高い悪質な犯罪行為といえます。警察では飲酒運転の危険性、飲酒運転による交通事故の実態などについて積極的に広報するとともに、飲酒が運転に与える影響について、理解を深める交通安全教育を推進しているところです。また、酒類の製造・販売業、酒類提供飲食業などの関係業界に対し、飲酒運転を防止するための取り組みを要請しているほか、関連団体が推進している活動への参加を国民に呼びかけるなど、連携して、飲酒運転を絶対にしない・させない、という国民の規範意識の確立に取り組んでいます。
飲酒運転根絶の観点からは、その受け皿としての運転代行サービスの普及促進を図っていくことも必要であり、警察庁では、国土交通省とともに策定した「安全・安心な利用に向けた自動車運転代行業の更なる健全化対策」に基づき、自動車運転代行業の健全化及び利用者の利便性・安心 感の向上を図るための施策を推進中です。また、厳正な取り締りの実行とともに、車両や酒類の提供及び要求、同乗に対する罰則規定の適用もおこなっています。
弊社では、所有・管理するマンションにお住いの地方公共団体職員の皆様を、専用バスでお勤め先まで送るサービスなどもおこなっており、交通安全に十分配慮していかなければならないことはいうまでもありません。