3月も28日となれば毎年のことですが、当社の賃貸事業部も繁忙期のピークにさしかかります。マンションエントランス前の路には引越しの車が、多い時は5～6台並びます。

そんなわけで、先週あたりから、担当部署は休日出勤もやむをえない状況です。中でも手間のかかるのが、地方自治体の職員さんに限り、当社サービスとして貸し出している家電3点セットの清掃と取り付です。

プロのお部屋クリーニング会社の手も借りるのですが、それだけでは間に合いません。当社賃貸スタッフはほぼ総出で、毎年のように使い回している洗濯機・電子レンジ・冷蔵庫などを屋外で丁寧に洗ってから、手入れをして（不具合を調整して）、新入居のお客様のお部屋に備えつけるのです。

そして、雨など降り出せば、一時的に自分のデスク脇にまで持ち込み作業します。

26日土曜日はTVで見る天気予報図でも低気圧や前線が日本付近を通過して、南寄りの風が強まり、暴風雨が吹き荒れそうな、荒れた天気が予想されていました。

全く予報通りで、雲が飛び去り、嵐呼ぶよな午後となりましたが、風は強いものの、

雨はまだ降り出してきません。

風は南風、舗道を少し歩けば先週も見ていた街路樹の風景が少し変わったようです。いつのまに咲いたか、強風に白い花を揺らすモクレン、剪定後に芽をつけ出したムクゲ、気の早いアジサイも葉をつけ出しました。

まだ皆、枯枝のように見えても日当たりの良いところでは、花をつけ始めた名前も知らない低木など、季節は毎年同じ景色を連れてくるのに、今年はなんかやけに風景の変化が気にかかります。

変化が気にかかるのは、緊迫するウクライナ情勢も同じです。本当にどうなってしまうのでしょうか。でも毎日のように埋葬シーンや、弱い者が虐げられている様子をTVが映し出せば、切なくやりきれない思いでいっぱいになります。

加えて、北朝鮮もICBMを24日に打ち上げ、脅威の次元を変化させました。米国も日本も今迄とは異なる危険に晒されることになり、コントロール不能な国だけに、ロシア同様予測が不可能な長期戦になるかもしれないと新聞は云っています。

現下の経済でも、ロシアの進行により、資源高で日本国内の景況感も悪化しています。

きっと資源高は、販売価格に転嫁され、インフレになることは間違いなさそうです。

ということはスタグフレーション（経済停滞下の物価上昇）で悪いインフレに陥ることも覚悟しなければなりません。

本日も、小生のブログにアクセス頂きまして、ありがとうございます。

24日、ベルギーの首都ブリュッセルで、NATOとG7が首脳会議を開催しました。

いろいろと会議は開かれ、NATO会議では多国籍部隊の配置や中国にロシアを支援しないように要求など、またG7ではウクライナ難民の受け入れや天然ガス等のロシア依存脱却などが表明されましたが、ロシアに直接圧力をかけることはできないようです。

国連もこの暴挙に声明をいくつか発表しても、制裁は直接には行うことができず、安保理でも、ロシアの拒否権によって、結局のところ直接行動はとれません。現在の国連の非力さを思い知らされます。北朝鮮に対しても同じことが云えそうです。

経済の変化においても、なんとも判断のつきにくいことが最近起こっているようです。米国のFRBは3月16日にいよいよ利上げに踏み切りました。2月末に1.9％前後であった米長期金利は、2.4％まで上昇し、同時に日本の長期金利も同調したようです。

日本の長期金利は、一時0.240％となり、日銀のマイナス金利政策導入決定前の金利水準まで戻りました。

米欧がインフレ対策の為に金利を上昇させるなか、日銀は先進国の中では、唯一金利を上げまいと「指し値オペ」（市場公開買付）を実施しています。米欧が金融引き締めに向かっているのに、日本はひとり「金利を引き上げる必要なし」と逆行動をとっています。

きっと円はドルのみならずユーロや他の通貨に対して弱く（安く）なって物価は上昇し、インフレが止められなくなるのではないかと心配です。

一昔前は円安になれば日本の輸出産業が好調となって、株も上がるし、景気もよくなるのが通り相場でしたが、現在はエネルギーや食糧など輸入に頼る日本は、最初はコストプッシュ型インフレから始まって、最後はハイパーインフレになる可能性すらありそうです。

インフレは　債権者（国民）から債務者（日本政府）への実質的富の移行と考えれば、皮肉にも政府は究極の財政再建策をとったことになります。まさかそれを狙っての「指し値オペ」ではないと思うのですが……

もしそうだとしたら個人金融資産2,000兆円はなんだったのかと云うことになるのかもしれません。

本日のボンドランチ

クリーム味との変化が気掛かり「味噌カルボナーラ」にチャレンジ