桜の花が東京にも本格的な春を連れてきたようです。

でも春の天気は変わりやすく、夜のニュースでも馴染みのお天気コーナーは番組の後半には必ずと云って良い程入っていて、春の天気図も見慣れたものとなりました。偏西風によって西から東へと交互に日本上空を高気圧や低気圧が通過していき、穏やかに晴れて暖かくなることもあれば曇りや雨となり、しかもやけに冷たい雨が降ったりして、「寒の戻り」となって、昼間でも異常に寒くなることさえあります。

満開の時季に雨が降り、風など吹けば、気象予報士のいわく「花散らしの雨」となります。そんな寒の戻りの花散らしの雨のあった翌日の土曜日は薄ら寒い曇り空から、時々薄日のもれる一日でしたが、わりと穏やかな日で、陽も延びて夕方は6時を過ぎても、まだあたりはほのぼのと明るく、空は青味が残っています。

近くの「さくら公園」に行ってみようと思いたち、さっそくに来てみれば、大通りから一歩入った公園は、すでに誰もいません。一人ベンチに腰かけ、見上げれば、前夜の風雨に散り残ったと云ってもまだまだ桜は満開のうちです。

その花の真下で一人花見をすれば、いやに幻想的で、だんだん現実を離れる感覚となります。なんとも、いつとも云えない昔に観た同じような光景から、今まで時々の飛び飛びに写し出される人生模様を連想してしまいます。桜の木や満開の花は不思議な力を秘めているようです。

「花冷え」を覚え、帰りかければ、2～3分もしないのに車の行き交う、明るい大通りに出て、一気に現実に引き戻される気がします。夕方の街の小さなさくら公園は、あのときだけ、夢想郷であったのかもしれない思いです。

大通りを渡れば、現実が待っています。先週にも書きましたが、ウクライナ問題、インフレもそうですが、またコロナ感染症も「まん防」から解放されたかと思ったら、今度はオミクロン株からの変異ウイルス「BA.2」が急速に置き変わり、感染者を増加させているなどというニュースで溢れかえっています。

正に世界はこれらを不本意ながら複合的に同時に抱え込んでしまったようです。

此の頃は会う人ごとに、これらについてお話を聞かせてもらっているのですが、誰も明確な解決の糸口も、出口の目当ても持ち合わせていないようです。

本日も、小生のブログにアクセス頂きまして、ありがとうございます。

現在ウクライナとロシアの間では停戦協議が何回か行われていますが、まだ大きな隔たりがありそうです。

過去の戦いでも停戦になる直前が一番の激戦となり、さらに多くの市民や兵士の犠牲者が増えるのかと思えば、何とも云えない気持ちになります。どんなに停戦交渉を重ねても「戦場で失ったものを交渉のテーブルで取り戻すことはできない」という言葉があるそうですが、本当に重い言葉だと思います。

今の日本が戦争に巻き込まれることはまずないと思いますが、世の中がこれだけ混沌としてくると、何時なにがあっても不思議ではありませんね。

また、桜の花に連れられてやってきた春ですが、春は「物価の値上げ」も一緒に連れて来てしまいました。世界各国がインフレ抑制策に舵を切っている最中、日銀黒田総裁は国債の無制限買い入れ（指し値オペ）で、金利の引き下げ、即ち、世界とは逆向きのインフレ加速策を取っています。

現在、「円」も1ドル122.51円と安値に向かって一直線です。本当にこのまま突き進んで大丈夫なのでしょうか。また最近は政府が物価上昇に対して「トリガー条項」ほか物価問題にまで関与してきましたが、本来は日銀の役割の部分にまで出ばるのは、もう日銀ではコントロールできないところまで来てしまっていると云うことでしょうか、それも心配の種です。

「まん防」も3月21日で全ての都道府県で終了となりましたが、お花見のシーズンでもあり、歓送迎会など人が集まり、飲食の機会も増える中、第7波がやって来ないとも限りません。

また、アルコール等は解禁されていませんが、この4月1日から「成人年齢が18歳」に引き下げられました。これからいろいろな場面で「18歳」が意識されるようになると思います。

当社発売i-Bondも是非、よくお勉強して頂き、理解した上での参加をお待ちしています。でも本当に18歳でi-Bondが購入できるか当局に確認してみましょう。

本日のボンドランチ

うすら寒いので、花よりパスタ