のうなど起き抜けの時はなんとなく寒さを感じます。かと云って、暖房をつける気にもなりません。
太陽いっぱいのテラスに出れば、外の方がむしろ暖かく、顔や首筋に直射日光が当たります。それもほんの少し当たっただけでヒリヒリとするくらい強烈な刺激のあるものです。先週始め頃までは寒く冷たい雨が降って、暖房を入れていたのに、時節急変ですね。
ふっとサボテンの鉢を見ると、いつも部屋から鉢の日陰側を眺めていたせいか分かりませんでしたが、いつのまにかサボテンは、多くの花芽(中には既に咲いているもの有り)をつけ、子サボテンも知らぬまに数が増えたようです。
花は例年より20日くらいは早いような気もします。
いつもならゴールデンウィークに入る頃に咲き出して、ヒマワリの種をそろそろ撒く時期の到来を知らせてくれていたのです。
階下では、先週まで枯枝のようにさえ見えていた植栽も緑に変わり、花をつけ、サルスベリにも小さな葉が出始めたようです。
どうやら、草木は先週来の強い南風によって、春爛漫を告げる決心をしたようです。
草木には快適なこの強い南風は、小生にとりましては困りもので、多量の花粉も同時に運び込み、クシャミが止まりません。
この花粉症になって以来、昔のように春が心底満喫できないのです。
街を歩けば半袖の人もチラホラいて、高気圧におおわれた空は青く晴れ、いよいよ半袖の時季到来となるようです。
台風1号も発生したとか、どうも季節もかなり前倒し気味になってきたようです。
さて、新年度が始まって、入学式、入社式と新しい生活も始まりました。
それと同時に最近、その生活を直撃する食料品などの値上げがラッシュとなり、主な原材料を輸入に頼る日本にはとても厳しい情況です。そこへもってきて円安の影響も大きく、対ドル円相場は1ドル124円台と、年初から10円も下落しています。
輸入物価の上昇と円安の進行が重なったところへ、加えて物流費も値上げとなれば、メーカーも小売業者も、この急変に対応するのは大変なことと思います。
ここにきてようやくコロナウイルス禍の制限が撤廃され、消費意欲の回復期待があったところなので、尚更です。
本日も、小生のブログにアクセス頂きまして、ありがとうございます。
国際商品価格が上昇し、円安が進めば家計負担が増すことになるので、本来であれば、政府や日銀が動くはずなのですが……
政府は1ドル⇒125円に下落した翌日の3月29日、財務省内で日本の財務官と米国の財務次官代行と会談し、「為替の問題に関しては相互に、緊密な意思疎通を図っていくことを確認した」とコメントがありましたが、政府は何も動いていないようです。
一方、日銀、黒田総裁が残り任期1年となり、これからどんな円安に対する方策が打出されるのかも注目されているところです。
黒田総裁が就任したのが9年前で、円高こそが是正されるべき課題で、円安誘導となる異次元緩和は株価も上昇させ歓迎されたものの、ここにきて状況は急変しつつあります。
コロナ禍からの経済回復、ウクライナ情勢の悪化などによる世界的物価高に対し、円安は家計や企業の負担増に直結し、当初黒田総裁が望んだような方向ではなく、むしろ金融緩和政策が今となっては裏目となって、副作用の弊害が目立ち始めてきました。その出口戦略もこうなってくると難しいことになってきたようです。
副作用は株式市場にも影響が及んでいます。日銀が株式市場でETF(上場投資信託)を購入し続けてきましたが、黒田総裁就任前の2012年が1,4兆円だったものが、今や36兆円に増幅されています。
株価はもともと企業の業績や将来性によって上下するものなのに、日銀の出方次第で株価が上下するという異常なことになりそうです。金融緩和を縮小するにはETFの売却が一番ですが、株価下落のリスクがあり、売るに売れません。
国債も同様に政府は日銀に市場は通したと云うものの、大量に引き受けてもらい、日銀が所有する国債の保有割合は2012年が11%であったのに、今や、43%までに膨張してしまい、こちらも売るに売れない状況となり、金融緩和をどのように縮小し、インフレ対策に対処するかが、日銀の大問題となっています。
きっと、どこかで日銀の政策を急変させなくてはならない時期が、やって来るのではないかと心配しています。
今迄のような状況下では、株式も不動産もお金余りでバブル化していますが、それ程遠くない日にこちらも急変するのではないかと思わせる兆しを感じています。
感じています。
本日のボンドランチ
口の中でそれぞれ味が急変する「そぼろ弁当」