10月になっても暑い日が続いて、先週末は東京の気温も30℃を越える真夏日でした。
ベランダに出れば真夏の余韻を残すかのように、ひまわりの小さな花(大輪が枯れた
後に新しく出た)が咲いています。
ふっと下階のベランダに目をやれば枯れたつるに混じって朝顔がこの気温なら
まだ大丈夫と云わんばかりに紫の花をつけています。
でも昨日は一転して気温も急降下して、朝からひんやりと、昼にかけては小雨も混じり、
体感的には10℃ぐらいの落差があるように感じました。
さすがに夏もおさまってきたようすです。
ようやく秋本番となれば気候はよくなり、日に日に気温は下げ基調となるはずですが、
今年は異状なのでいつまた、真夏日のぶり返しがくるかもしれません。
先日、国連で大人に向って訴えたスウェーデンのグレタ・トゥーンベリさんが云うように、
このままだと異常気象はますます酷くなっていく方向です。
何らかの手段を講じて、これをくい止めることはできるのかもしれませんが、
方向感は現在のところ全く定まっていないようです。
方向感がはっきりしないのは経済状況も同じで、グローバルに見ても、また、
日本国内を見回しても同じ光景です。
例えば株価でも徐々に高くなってきては、後講釈付きで大幅に下げるかと思うと、
今度は2、3日してそれなりの理由付けでドンと上昇に転じます。
不動産も同様で、5日(土)日経新聞によれば、ドイツの保険大手アリアンツは
1,300億円を投じ、東京や大阪などの賃貸マンション約80棟を取得すると云っています。
海外の大型投資家の参入で、日本の不動産取引はますます活発になるだろうとも伝えています。
小生は私募を含むREITの世界では、まだまだ物件の取得競争は続きますが、
それもそのうち再編などで勢いは弱まってくるだろうと思っています。
ただ、10億円以下の個人や相続対策取引はファイナンスの関係や、取引が
一巡したことから下げ基調と考えているのですが、これとても方向感が明確に
つかめているとは云い難いところです。
状況として、株式も不動産も結局は、リーマンショック以降の世界的金融緩和による
お金の行き場(置き場)の問題であり、特に日本は2013年以来の政府・日銀の
「異次元緩和」による、お金余りに原因があるのだと思っています。
株式のディーリング相場(大量の資金による高速短期売買)を作り、不動産における
バブル気味な高値圏を維持しているのも根っこは同じだと考えています。
株式(価格の上下に拘らずの購入)も不動産(高値での購入)も次の買い手が
現れることが前提となっています。
しかし、一旦それが何かの拍子で買い手が現れない状況になると、一斉にそれが
売りに転じます。その時のことも考えておかないといけませんね。
当社販売のi-Bondはあくまでも生活に必須の居住用マンションの賃貸に特化して
いますので、方向感はまちがっていないと考えています。
また、これからも、生活に必須な不動産(医療・介護施設等)の証券化及び
クラウドファンディングには果敢にアタックしていくつもりです。
本日のボンドランチ
今日のランチの方向感はオムライス