日曜日とはいえ9時を回っているのに車道にも歩道にも人がいません。前夜の2月29日付夕刊の「人が消えた街、札幌」がいよいよ東京にもやって来たかと一瞬思いました。
でも近くのサインボードを見て、すぐ「東京マラソン」の交通規制だと判りました。
新型コロナウイルスの感染拡大により、2月25日政府が基本方針を打ち出してから急に政府の動きは加速したようです。風向きも急遽変わったように見えます。イベント自粛や小中高の臨時休校、企業側も自粛を余儀なくされ、感染を恐れる消費者も人混みを回避をしているようで、経済への連鎖も日に日に速度を増しているようです。
果ては、IOC(国際オリンピック委員会)の委員の中からも、東京オリンピックの開催を危ぶむ声が聞こえ始めました。
今回のイベント中止や、スポーツの無観客試合、東京ディズニーリゾートに代表される娯楽施設の臨時休園等による家計消費は、2,3兆円以上の減少になるとシンクタンクは云っています。さらに状況が進行すれば、まもなく9年目を迎える東日本大震災時に匹敵するのではないかとも云われています。事実週末に繁華街やデパートを往来する人影の疎らさ具合からもそう感じられます。
もしこれにオリンピックの中止などが加わったとしたら少し恐いですね。
当社も、時差出勤を今日から、いまのところ2週間限定で始めました。テレワークも考えるには考えたのですが、機密情報やセキュリティの問題もあるし、全てがテレワークの環境下にもないのでそれは見送り、情報システム規程や情報資産管理関連規程等の見直しに留めました。
こんなことでもなければきっと見直しさえもしなかったかもしれません。
逆に、この状況がビジネス上もプラスに働いている会社もあるようです。大手ゲームメーカーなどは学校の休校要請で、生徒は街なかにも行けず、「巣ごもり消費」が増えると考えているようです。
ここのところの政府の加速度的動きは、もしかしたら新型コロナウイルス問題に早く決着をつけ、東京オリンピックを無事迎えたいと云った意向があるのかもしれません。
もし、万一東京オリンピックが中止にでもなれば1940年に東京で開催が予定されていたのに、日中戦争が原因で当時は日本政府が開催権を返上するという例外的な措置を取ったので、東京は世界初の2回中止都市となってしまいます。
実は当時、代替開催地としてヘルシンキが予定されていましたが、第二次世界大戦の為中止となった経緯がありました。
こんなことから考えますと、新型コロナウイルスは全く戦争と同じですね。
それにしても、敵が見えないだけにやっかいかもしれません。
2020年2月29日、一昨日は閏年の閏月の閏日でした。地球の公転周期と暦の誤差を合わせる為に考え出された閏年ですが、この閏年にオリンピックイヤーとなるのは、お互い4年に1度巡ってくることからそのように思われがちです。しかし例外があって、1900年のパリオリンピックは閏年ではなく平年で、2000年のシドニーオリンピックは閏年、2100年に行われるであろうオリンピックは平年となります。
もちろんこれには法則があるのですが、それにしても天体の自然現象を人間の都合に合わせると、そこにはズレがどうしてもできてしまうようです。
景気変動も、人の都合による需給バランスに、通貨量、金利、為替等々いくつもの要素が絡んで循環するのですが、昔から10年とか11年周期と云われています。しかし、世の中複雑となって、このところ例外ばかりのようです。
そんな景気の変動に左右されにくく、例外的なことがあっても、尚且つ安定しているのが不動産の賃貸料なのです。それを分配原資にして、お金の出し入れを自由にし、スマホから全てが完結できるi-Bondは、「お金第3の置場」として皆様のお役に立つと確信しています。
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例外で奮発しました