「オーバーシュートを防ぐ重大局面」として、25日に小池都知事は、週末の不要不急外出自粛を都民に要請しました。また、同時に首都圏一円での人の流れも抑えようとする動きも始まりました。その初日の28日(土)は一部の若者を除いて、首都東京は厳戒ムードに包まれ、人出は少なかったようです。でも感染者は63人と、これまでの最高を記録。
二日目(日曜)は、幸か不幸か朝から空は雪模様、ベランダから外を見やれば街は屋根がうっすら白く、会社に来てみれば、鋪道にも積もりそうな勢いで降り続いています。
予報では昼頃までと聞いていますが、どうでしょうか?
予報すら出せないのが、新型コロナウイルスの感染拡大の行方。オリンピックは来年に延期となりましたが、本当にそれまでに収束するのでしょうか? どうも雲行きはあやしいのではと心配です。そんなことを思って再び昼過ぎにエントランスに出てみれば予報は当たらず。更に雪は降り続き、既に歩道には白い道が出来上がっていました。
天気予報でさえこんな調子なのですから、ましていわんやコロナウイルスの行方においてをやですね。
しかし、午後の2時を過ぎた頃には降り止み、空が明るくなってきたことを見れば、パンデミックもいつかは晴れるのでしょうね。それがいつかは判りませんが……
コロナ予報においては、日本も、アメリカのトランプ大統領の演説さえもが、甘く見ていた節がありました。しかし、このグローバリゼーションの時代が感染拡大のスピードを速め、それにリンクしている世界経済の行方を更に不透明にしているようです。
もしかすると、これを契機にグローバリゼーションの見直しをするようなことになるのかもしれません。
小生、何か江戸時代の鎖国を連想しました。
製造業のサプライチェーンはもとより、特に日本の場合、食料自給率は37%と低く、この辺だけでも見直しておかないといけないのかもしれません。
生活の最低限の要素「衣・食・住」は自前で確保できるようにしておかないと、「いざ!」と云ったとき困りますね。
本日もアクセスを頂き、有難うございます。
トランプ大統領は27日、220兆円の経済対策法案に署名し、家計への現金給付や中小企業への給与補填など実施すると発表しました。
FRBに対する440兆円の資金供給を合わせれば660兆円の効果があるとしています。甘く見ていた状況が一変すると、さすがアメリカは動きが早いですね。
50州のうち1/3は既に閉鎖され、近い将来、失業率も現在の3.5%から10倍の35%を予想しています。失業率が10%を越えれば暴動が起きると云われるアメリカは最悪のシナリオを想定しているようです。
感染阻止のため、自宅待機、学校閉鎖、入国禁止、そして非常事態宣言による人々の移動制限となれば、当然経済活動はストップし、休止状態となります。
そこで、先述のように、所得補償をはじめ、中央銀行は今迄にない規模で資産買い取りを行い、市場に資金の大量供給を決めました。
一方、日銀は今迄アベノミクスでさんざん金融緩和を続け、ようやくそろそろ締め始めようかとしたところでした。
そこへパンデミック対策でETF購入を今迄の倍の12兆円として、株価を買い支え、更に現金給付で所得補償を行うと云うのです。
所得補償は判るのですが、株価の買い支えは、いずれ企業業績の発表により、すぐにはがれ落ちてしまうのではないでしょうか。
パンデミックもいつか収まると思いますが、その時G20合意の下で緩和した550兆円のマネーが溢れ、不況下のインフレ、スタグフレーションを引き起こす可能性もあります。
どちらにしても正確な予報のできない中でのパンデミック対策による経済影響は、様々なところに及びます。例えばテレワークなどの急速な発展により、あと何年かするとオフィスで「何!」なんてことにもなりかねませんね。
当社は「衣・食・住」の「住」を提供してi-Bondを組成していますので、巣ごもりにも、テレワークにも対応でき良かったと考えています。
また、一昨日からは当社の超繁忙期で入居者の入替えが夜遅くまで続きます。そのため、多くのスタッフが都知事の要請は理解しつつも出社せざるを得ない状態となっています。これは知事の云う不要・不急ではなく「急要」と思っています。
本日のボンドランチ
デリバリー弁当でも
結構立派