昨日の昼下がり、天気は下り坂を予感させるものの、まだ薄日のさす中、運動不足解消もかねてあえて御苑を通って、見なれたいつもは喧騒の街まで、武装マスクを装着して出かけました。
今年の御苑の桜花はコロナ騒ぎで咲き甲斐がなかったかもしれません。今はすっかり葉桜となりましたが、世のコロナ騒ぎで静寂の中カラスの鳴く声を聴きながら、それを楽しむ散歩もよいかもしれません。そうこうしているうちに、もう三越伊勢丹前です。
7日夜、政府の緊急事態宣言発出によって、街はさらに人通りが減っているようです。
当社も宣言に合わせて、急遽テレワークに移行しました。ですが、賃貸事業のみならずボンド事業部は資金インフラでもあり、出社を余儀なくされている社員もおります。ご苦労さまです。
当社が在宅ワークになるとは、ついこの間まで思いもよりませんでした。でも必要に迫られると、なんとかなるのですね。
毎日使用しているソフトに、こんな機能もあったのかとの再発見もありました。今迄、内部機能に存在していたのに、全く気にも止めず使わずに眠っていたのはもったいない気もしました。
そう云えば、昨年末の株主総会用の想定問答を、管理部に作ってもらいましたが、その中にBCP(事業継続計画)がありました。これは自然災害、大火災、テロ攻撃などの緊急事態に遭遇した場合に事業の継続のため、平常時に行うべき緊急時の活動方法、手段等を取り決めておく計画のことですが、今回は正に想定外の緊急事態でした。
どの企業もコロナウイルスまでの想定は、あまりしていなかったのではないでしょうか?
本日もアクセスを頂き、有難うございます。
在宅勤務の方とはZOOM、チャット、ワークフロー、たまのスマホ連絡が中心となりました。が、やってみると、それはそれで直接的で簡潔にまとまり、いい面もあることに気付きました。しかし普段口頭で難しい議論をする時より、云い切り型の装飾のない文章となるので、もしかすると誤解を招いているものもあるのではと思います。次に会ったときに、その辺の修復は必要なのかもしれません。
また、幸い当社は基盤が居住用不動産の賃貸業なので、心配するようなことはないのですが、飲食業やサービス業、ホテル業等の、中小企業は皆どこも売上減による資金繰りが大変だと思います。
政府発出の緊急事態宣言と同時に、緊急経済対策の事業規模108兆円も発表されました。そのうち45兆円が企業の資金繰り対策に投入されると云われています。
中小企業の経営はイコール資金繰りと云われています。そこが傷み出したとすれば、それこそ金融支援はスピードとボリュームが勝負です。ANAも社会のために生き残りをかけて政府保証を要請したとか。況や中小企業においてをやですね。
日本の株式市場は3月のジェットコースターに乗っているような、急落あり上昇ありの相場展開から今や小康状態となっていますが、いつまたどうなるか予断は許されません。
企業の信用力を示す社債格付も世界的に軒並み格下げされています。
IMFはリーマンショックを越え、1921年の世界大恐慌に匹敵あるいはそれ以上の経済危機であると云っています。
日本の場合は中小企業が、全企業の99%と云われています。
ここで政府は中小企業を助けないと、コロナ騒ぎがおさまった後もサプライチェーンが寸断されることを考えれば、背に腹は変えられません。
こんな時だからこそ45兆円なんて云わず、もっと充分な資金援助をすべきだと思っています。後々のつけが増税という形になったとしても、皆さん解って下さるのではないでしょうか。死んで花実は咲きません! ただ無差別に支援すると云うものではなく、そこは普段お付き合いをしている金融機関に、慎重に考慮の上分別していただかねばならないのは云うまでもありません。
本日のボンドランチ
質素なシャケ弁ですが
デザートはとらやの羊かん